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メキシコシティへ1泊2日!市内の移動、ホテル、観光名所、レストランと感想まとめ【前田家の世界一周】


メキシコシティとは

メキシコシティ(以下、シティ)は、メキシコ共和国の首都で、最も人口が多い都市です。実は、シティの標高は約2,240メートルに位置しており、気候は一般的に涼しいと言われています。

メキシコのちょうど中央にある

シティは、かつてアステカ帝国の首都であるテノチティトラン(Tenochtitlán)の場所に建設されました。場所にというか、まじでその帝国の上に作られた街です。1519年にスペインの征服者エルナン・コルテスによって征服され、スペインの植民地となりました。

世界的に有名な画家のディエゴ・リベラやフリーダ・カーロもメキシコシティの出身で、彼らの作品はシティ内にある美術館で見ることもできます。

なぜメキシコシティへ小旅行をしたのか

私たちはシティに滞在はせず、グアダラハラに滞在しながらメキシコシティへ1泊2日の小旅行をすることにしました。世界一周中ということもありスーツケースが大きいため、なるべく身軽にメキシコの拠点を周りたいと思ったからです。夫婦それぞれでリュック1個だけで行くことにしました。預け入れの荷物も無しです。

グアダラハラの空港はマジできれいです

今回お世話になったのは、メキシコからよく飛んでいるLCCのViva Aerobusです。

LCCとはいえ、Webサイトの利便性も高く予約は簡単。オンラインチェックインもスムーズにできました。出発も遅れることなく、すぐに乗れました。機内もきれいで、足元が極端に狭いこともありませんでした。

ファーストクラス、ビジネスクラスはない

グアダラハラからシティのフライト時間は、1時間33分です。座って一息ついたら着いていました。

グアダラハラからメキシコシティへの移動

メキシコシティ空港のターミナル1に到着しました。気候が寒いかもと聞いていましたが、普通に25℃で暑かったです(10月下旬)。

空港は、シティの中心部から約8キロメートルの場所にあります。かなり街中です。

市内への移動は、電車、シャトル、Uberなど、一般的な空港で使える交通手段は全て使えます。

初めて行く都市だと勝手がわからないため、Uberで移動することが多いですが、午前中に到着したため公共交通機関を試すことにしました。ビバ安い交通!もちろんルート決めは我らがMoovitです。

メキシコシティの公共交通機関

シティの公共交通機関として、メトロ、メトロバス、ミクロバス、トラム、レンタルバイクなど6種類が存在しています。レンタルバイク!?と思いましたが、街中に駐輪場が多くありました。

このマークが公共交通機関の一覧です

メキシコシティ空港からは、メトロの5番(下のマップでいうと黄色の線)に乗ることができます。

Terminal Aéreaが空港の駅です

シティの公共交通機関を使う際には、チャージ式のカードが必要です。メトロとメトロバスの駅であれば、駅でカードを購入することが可能でした。それ以前は、片道の運賃を支払うきっぷ形式もあったようなのですが、私たちが到着した日の3日前に、きっぷが完全廃止となっていました。1泊2日しかいないのに、チャージするカードを買わなければいけないのか…とドケチ根性が炸裂したのは言うまでもありません。

いうてもカード代で10ペソ

カードを購入する際には15ペソ必要です。10ペソがカード代、5ペソはチャージされる形です。片道5ペソなので、1回分の運賃はカードに付いてきます。なお、シティのチケットを購入する機械からも相変わらずお釣りは出てきません。多くお金を入れると、全部チャージされます。お釣りが欲しい場合は、窓口で購入しましょう。メトロであれば、窓口がすぐ隣にあるはずです。

メトロは危険と思われるかもしれませんが、怖がりな私がスマホを出して写真を撮れるくらい「普通」な場所でした。

ここでドケチ豆情報!カードは複数人で共有できました。夫婦2人とも1枚ずつ購入したのですが、移動中に私のカードの方がチャージ額がなくなってしまっため、試しに夫のカードで2人分の決済をしてみました。問題なく入れましたし、近くの警備員さんにも止められなかったので、人数分を何らかの形で支払っていれば問題なさそうです。2人以上でカードが必要な場合は、1枚買って、多めにチャージすれば10ペソ浮きます←

え、10ペソは83円ですが何か。

メキシコシティ内の移動

前述の通り、シティ内には便利なメトロの他、メトロバス(路線バス)やトロリー、ミクロバスなど多くの乗り物があります。私たちはメトロとメトロバスを活用して観光をしていました。※ミクロバスは酔う説がグアダラハラで立証されたため

メトロとメトロバスは共に乗車時にカードをスキャンする形で乗りました。メトロバスは片道6ペソです。なぜかメトロより1ペソ高い。

メトロバスは通常のバスと違い、全ての駅に必ず停車してくれます。そのため、海外特有の「停車ボタンを押さねばならぬ故、集中せよ」という緊張感が少し和らぎます。また、停車する駅名を電子表示し、アナウンスもしてくれるため観光客にとってはイージー仕様です。

座る席もたくさんあり、バスによっては2階建てでした

ここで要注意事項があります。
メトロ、メトロバス(他の乗り物は分からず)には女性専用エリアがほぼ必ず存在します。

女性と12歳以下の子供のみ

メトロバスであれば、入り口や内装の一部がやたらピンクな箇所が女性専用エリアです。メトロの場合は、プラットホームで区分けされている表示があります。スペイン語が読めなかったり、うっかりしていると普通に乗る可能性大です。

"Area Exclusiva"だったり"Mujeres"みたいなワードが並んでいるなあ。ピンクだなあ。他のエリア混んでるのに、ここだけ人が少ないなあ。そういえば女性ばっかりだなあ。と思ったら、そこは女性専用エリアです!

滞在中に一度間違って夫婦揃って女性専用エリアで乗車をしてしまったことがありました。現地のお姉さんに優しく注意されて、びっくりして逃げるように普通のエリアに行きました。ごめん、みなさん。

宿泊先

今回は1泊2日の小旅行のため、ホテルに宿泊することにしました。

シティ市内のコンデサ・ローマと呼ばれる地区にあるHotel Marbellaに滞在しました。ホテル自体は古めですが、部屋はきれいで広々としており、Wi-Fiもバッチリでした。フロントの方は英語も話せますし、チェックインとチェックアウトの際に荷物も預かってくれます。

メトロバスの駅(Hospital General)が徒歩3分ほどのところにあり、ホテルの周りにはセブンイレブン、サークルK、OXXO(メキシコのコンビニ)があります。近くに大きな病院があり、地区全体が整備されている印象がありました。

これで、9,000円以下(税、サービスチャージ込)なのでコスパが良いホテルでした。

観光した場所と方法

シティとその周辺には多くの観光名所が存在します。1泊2日かつ、体力が小リス並みなので、行かなかったところが多いです。

国立人類学博物館

国立人物学博物館は、メソアメリカの文化的な資料や発掘物が展示されている博物館です。

メソアメリカとは:メキシコおよび中央アメリカ北西部とほぼ重複する地域において、共通的な特徴をもった農耕民文化内し様々な高度文明(マヤ、テオティワカン、アステカなど)が反映した文化領域を指します。

Wikipedia

入場料は1人90ペソです。オンラインでチケットを事前購入することもできますが、当日に窓口で購入することもできます。事前に購入することによる割引はありません。私たちは平日の午後に訪問していますが、特に混んではいませんでした。

メキシコ全土から集められた収集品が多くありました。今後、テオティワカンやチェチェンイッツァへ行く予定があるので、先にここで予習することができました。展示の多くはスペイン語で記載されています。英語の部分は理解しようと頑張りましたが、ほぼほぼ「雰囲気」で楽しみました。

ヴァスコンセロス図書館

ヴァスコンセロス図書館は、2006年に開館した市民図書館です。建築家のアルベルト・カラッチによりデザインされており、本が宙に浮いているように見えるのが特徴的です。図書館の名前は、メキシコの哲学者兼教育者であり、メキシコ国立図書館の館長も務めていたホセ・ヴァスコンセロスから由来しているそうです。この図書館には、なんと、60万冊以上の本があるそう。

市民図書館のため、入場は無料です。私たちは平日の午後に行きましたが、とても空いていました。

どこからみても映え映えな図書館で、入った瞬間から圧倒されました。窓が多いので光が多く入るのも素敵です。1階に置かれているモノも少なく、開放感がある施設でした。

あと観光客にとって嬉しいのは、無料のトイレがあることと、休憩できるパティオがあることです。メキシコにある公共のトイレは、使用する際に5-6ペソを支払うことが多いので、きれい&無料のトイレはありがたい。パティオでは自販機で飲み物を買って休むこともできます。図書館の隣は小さな公園エリアなので、落ち着きます。※でも乱用しないように気をつけたいですね。

テオティワカン遺跡

大好物の遺跡に行ってきました!

将来の夢はインディ・ジョーンズになることだった。今もちょっと。

テオティワカンは、世界遺産に登録されている名所です。シティから北東約50キロ(車で1時間くらい)の場所にあり、主に「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」と呼ばれる大きな遺跡を見ることができます。

紀元前2世紀から6世紀にかけて栄えたテオティワカン文明の中心となった場所と言われており、数十万人が住んでいたとか。まだ20%ほどしか発掘されていないらしく、まだまだ謎が多い場所のようです。

太陽のピラミッド
月のピラミッド

バスとメトロを使い自力で訪問することもできるようですが、私たちはシティ市内のホテルから送迎がついているツアーを予約しました。1人9,000円くらいで、送迎代と入場料込みです。ツアーガイドさんが遺跡について説明をしてくれるので、倍楽しめました。

住居とされていた場所の壁で、色がついているところは全て当時のもの
合計8人のミニツアーだったのも良かった

グアダルーペ寺院

グアダルーペ寺院は、バチカンによって認められた聖地として知られています。聖母マリアが出現したとされる場所で、カトリック教会が公認する三大奇跡の1つです。このお話に関する「奇跡のマント」と呼ばれる聖なる布が保管されていて、それを見ることができる場所です。

寺院内には新寺院と旧寺院の2つがあります。

新寺院
旧寺院

メキシコは約80%の人口がカトリック教徒であると言われているようで、両寺院で平日の午後にも関わらず、信仰されている方がいました。そのため、寺院内の写真撮影はしていません。新寺院はデザインが現代風で、円形になっています。最大で5万人を収容することができるとのことで、かなり大きい建物でした。

寺院の周りでは、上の写真のような蝋燭や、信仰を深めるためのグッズ(もっと良い言い方はある気がする)が多く売られていました。

食べて美味しかったもの

1泊2日の旅の中で、2ランチ、2ディナーを食べる機会がありました。その内、1ランチは日本食のスーパーのSuper Mikasaでカツカレー丼をテイクアウトし、1ディナーはUberEatsで寿司と冷やしうどんを食べたので、割愛します。

割愛。なおとても美味しい。

アラチェラのタコス

夫が「アラチェラ(Arrachera)がうめえ」と愛してやまないので、2日目のランチはアラチェラのタコスを食べることにしました。アラチェラは、牛肉(通常はフランクステーキやスカートステーキ)をマリネし調理されたお肉を指します。食べた感じ、すごく柔らかくて甘みが感じられるお肉です。

ツアーの途中で寄るレストランで食べたので、価格は観光客価格の260ペソほどでしたが、味は確かでした。ただ、チーズがかなり重かったです。

アボカドのピザ

シティの中でもおしゃれエリアなのでは!?と思うコロニア・コンデサと呼ばれる地区にあるHusetと呼ばれるレストランに行きました。あまりにも素敵で、店内の写真を撮ることを失念しています。ここのレストランは、夫の友人に予約していただきました。

ちなみに夫の友人は、おもろい話をドラえもんの4次元ポケットから出すようにポンポンと出せる話者であり、メキシコで起業されている社長です。同じ世界線を歩んでいるとは到底思えませんでした。

肝心の料理です。イタリアン系でしたが、無国籍とも考えられるメニューもありました。色々と頼んだのですが、1番美味しかったのはアボカドのピザです。

思ったよりも多くのアボカドスライスが乗っているので濃そうですが、レモンとシラントロのおかげでさっぱり。チーズはのっておらず、生地は薄くて食べやすいピザでした。また食べたいな。

素敵なお店の予約ありがとうございます!

行けていないのですが、メキシコ在住の日本人の方が「世界一美味しい」とおっしゃられていたタコス屋さんはここです。私の代わりに食べてきてください。

メキシコシティへ行くべき?

Sí!!!! (はい!!!!)

シティに来る前は「危なそう」「混んでそう」と、かなりネガティブなイメージしかなかったです。そのイメージが180度変わりました。

危ない場所はきっとあると思います。でも、私たちが滞在していた地区や観光した場所で、危ないと感じることはありませんでした。メトロやメトロバスでも変な人はいませんでしたし、飛び抜けて汚い場所もなかったです。海外旅行に行く際に持つ危機感があれば大丈夫です。

混んでそう、という点は、グアダラハラよりは混んでいました。でも、渋谷の方がもっと混んでいます。

シティは、訪れる場所も美味しい食べ物がたくさんありました。歴史的な背景もある場所なので、学びもあります。公共の交通機関も使いやすく、きれいでした。人も優しかったです。ぜひ一度行ってみて欲しい!今すぐ予約を!


なお、シティ旅のリアルタイムな風景はXでポストしています。帰宅時に起こったトラブルについても書いてありますので、ご覧ください。


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