見出し画像

タイ旅行記【Sukta Market】アソークモントリー 屋台飯 #6

もう帰国しなければというのに、ちっともタイへ来た気がしない。
何が埋まらないというのか。

最終日はフードコートへ寄らず、最寄り(徒歩30分)のマーケットへ向かうことにする。

Sukta Market
114 Asok Montri Rd, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok

ダイナミックな売り場

だいたいの店は14時で一旦閉店、17時から再開となることがほとんど。
閉店間際に到着した。

初めてなのに涙が出そうな実家感

きっとこれ、恐らくこれ。
片付けをしている店が多いので、急いで店を決める。

文字のヒントは無い

日本語も英語もない。
数字しかわからない。

調味料は雰囲気で把握する

慣れてくると、置いてある調味料はだいたい同じことが分かる。
注文して、とりあえずで乗せてみる。

グリーンカレーと肉炒め50THB(¥220)【★★★★★】

声しか出ない

あああああああああ!!!
タイに来た!!!!
タイを感じる!!!!!
何が足りなかったのか!!!
具体的にいうならば、スパイスも旨味もフードコートとは全く違う!!
材料の新鮮さ、タレの熟成度、絶妙な火加減など。
フードコート飯のどこか足りなさ、は細かい点でいろいろと重なっていたんだろう。
ガツンと来る旨さにやっと出会えた。

スイカジュース30THB(¥131)【★★★★★】

ファンキーでマイルドな兄ちゃんが作る

「ウォーターメロン?」と突然声をかけられた。
20THBとメニューに記載があるが、スイカは30THBだそう。

さっぱり分からない

フードコートのフレッシュジュースは2種飲んでいまいちだった。
フレッシュジュース、特にスイカを飲むべきと聞いていたものの、納得出来ていない。

ディスプレイはホンモノ
その場でサッと作られる

氷、シロップ?
スイカをミキサーにかける。
たっぷりとカップに注いでテイクアウト袋に入れてくれた。

これがめちゃくちゃ美味い!!!
スイカの甘み、香り、ぎゅっと濃縮されて体に染み渡る。

このマーケットは3割以上がドリンク屋なのでは、というくらいに飲み物ばかり置いてある。
飲んでみて良かった。
そして、他の果物も気になってしまった。

あまり頼まなかった串物

無愛想なオバちゃんがざっくり説明してくれる。
とりあえず、左側のデカいチキンカツと春巻き、魚団子の串を注文。

HALALしか分からない

閉店間際なので、周りの店員と駄弁っている店がほとんど。

フライドチキンライス 50THB(¥220)【★★★★★】
串物盛り合わせ20THB(¥87)【★★★★☆】

待ってたんだよ

値段に対して十分なほどのクォリティ。
冷めても美味しい。
大きなガリガリのチキンカツ、サクサクの春巻き、グミグミな魚団子。
ソースは3種類、赤いチリ風なものをかけてもらった。
残りはケチャップとマヨネーズ的な見た目だった。
丁寧に油は切られていないだろうに、さっくり残らない軽い仕上がり。

40か50か、それ以外なんのこっちゃ分からない

麺ものも食べておきたかった。

片付け途中

ほとんど片付いてしまっているこの屋台。
どうにか注文出来ないかと聞いたところ、このスープと乾麺2種類ならば出来るとのこと。
揚げ麺での提供をお願いした。

揚げラーメン40THB(¥175)【★★★★★】

かなり大きめな盛り

太めの皿うどんのような揚げ麺に、アスパラやほうれん草と豚のあんかけをたっぷりと乗せたボリューミーな1杯。
めっちゃくちゃ美味い!!!!
辛味と酸味、砂糖をトッピング。
まったり甘いスープがよく合う。
本当にどれもこれも美味しい。

タイへ来て今回まだ頼んでいなかったタイティーも飲んでみる。
ディスプレイを指さして、これがタイティーかどうかを確認し、注文。

メニューが多すぎる
注ぐだけ

あっという間に提供されるスピードメニュー。

タイティー25THB(¥109)【★★★★★】

こんな色、日本じゃ見かけない

前回飲んだものとまた違う!!!!
バニラ風味強め、ダイレクトな甘さは控えめで美味しい!!!!
ネットで良く見る有名なチャトラムーの店舗では45THBから。
飲み比べておくべきか悩んだが、これでいいんだと思う。

店のお姉さんが息子に気遣って、サービスでゼリーを持たせてくれた。
はじめ手に取らなかった息子に対して、封を開けて口につけるまでしてくれた。
にこにこ優しい笑顔に心が震え、涙が出そうになる。
これがタイの本当の美しさなのだ。

フードコートを否定するわけではないし、たくさん楽しい美味しい思いもさせてもらった。
しかし、私の本心、肉体は間違いなくタイのローカルフード、人情を求めている。

観光地向け、地元向け、アトラクション、テーマパーク、飲食店。
誰が誰のために用意し、何を目的としているか。
前回とはまた違った学びを得て、一つ強くなった。

駅までの近道、道なき道。

ストリート、ローカルフードの良さとは何か。
どこに心惹かれているのか、改めて考えさせられる旅となった。
台湾も香港もタイも、習慣や文化、街並み、全てが全く異なり、知らないことがまだまだたくさんある。

いいなと思ったら応援しよう!