理想の仕事よりも「理想の暮らし」を描く方が大事なんじゃないかという話
理想の暮らしとは「自分はどう在りたいのか?」「どういうことに喜びを感じるのか?」を考えること…と捉えてください。
学生から社会人になるタイミングで「どんな仕事に就きたいかな」はみんな考えることかなと思います。
どんな暮らしをしたいかな?とはあまり考えませんよね。
けど、理想の仕事より「理想の暮らし」を描くことの方がもっと大事なのではないか?と最近しみじみ感じるので言語化してみます。
理想の仕事を追い求めたら幸せになる?
理想の仕事を追い求めたら幸せになるのでしょうか?
もちろん幸せになる人もいるでしょう。仕事LOVEで「ずっと仕事していたい!仕事最高!」と思っている人は仕事で幸せになれます。
けど、そうでない人は「理想の暮らし」をベースに考えた方が幸せに直結するのでは?と思います。理想の暮らしと聞いてもイメージしにくい人は「自分はどう在りたいのか?」と自分に問いかけてみてください。
「自分はどう在りたいのか」
そもそも自分はどう在りたいのか、どういう生活をしたいのかという理想がベースにないと、その上にどんな仕事を乗っけても「あれ、こんなはずじゃなかったのにな…」とぐらついちゃいます。
たとえば、映画を観るのが大好きな人がいて「映画館で毎日映画観まくりたい!」と思っているのに、仕事が残業ばっかりでここ数年全然映画館に行けてない…みたいな。
これだと「映画を観まくりたい」という在り方と、仕事の優先順位が逆転してしまっています。映画を観るために仕事をがんばっているはずなのに、気づいたら「こんなはずじゃなかったのに…」となっているパターン。
いつの間にか手段と目的が逆転している…
理想の仕事を追い求め過ぎて「理想の暮らし」(上記の例で言えば、映画をたくさん観ること)が気づけばどこかへ行っちゃってることってかなり多いと思うんです。
理想の暮らしをイメージすることの大切さ
手段と目的が逆転してしまうと本末転倒なので…
そうならないように、自分の理想の暮らしをイメージしておくこと。考えにくい人は、以下のことを脳内で10秒くらい考えてみてください。
理想の暮らし=どう在りたいのか
理想の暮らし=どういうことに喜びを感じるか
理想の暮らしとは突き詰めると「自分はどう在りたいのか」「自分はどういうことに喜びを覚えるのか、幸せを感じるのか」ということ。
喜びや幸せを感じることの時間を増やしていくと、当然幸せになっていくので人生の満足度?みたいなものはアップするかと。
日々の仕事や日常に忙殺されて普段こういうことは考えないし、実際考えなくても日々はやっていけてしまうわけで…
でも「理想の暮らし」という北極星をイメージしておくと迷ったときに「こっちに行けばいいんだったなー」と判断の基準にもなるのでおすすめです。
個人的な体験談
ここは個人的な体験談なので読み飛ばしてもらって構わないんですけど、大学卒業して仕事を始めたばかりのときは「理想の仕事=人生の幸せ」だと思っていました。
仕事は楽しかったし、会社の人たちとも仲良くやらせてもらっていたので(そう思っていただけかもですが…)「理想の仕事=人生の幸せ」の式は成り立っていたんです。
「理想の暮らし」がなくてもやっていけてたんですよね。
けど結婚して子どもができたりライフスタイルが少しずつ変わってくると、仕事と家庭と育児…など複数の積み木のバランスを取らなければいけなくなるわけで…
理想の暮らしという名の積み木を土台にしてバランスを取らないとすぐに崩れちゃって、そうなると結局「あれ、何やってんだろ…オレ」となりやすいのかと。
幸いなことに全部積み木がガラガラと崩れたことはこれまでないのですが、それだけ「理想の暮らし」の大切さを身に沁みて感じています。
実際にやってみたこと|理想の暮らしへのフォーカス
自分自身に「自分はどう在りたいのか?」と問いかけてみると
出社したくない
リモートワークしながら育児の時間も確保したい
読書の時間をたくさん取りたい
などなど…たくさんの「理想」が出てきました。
これまでは都心で会社に実際に出社して、仕事で結果を出して、給料も上げていく…というのが自分の幸せに直結するものなのかなーと思っていたのですが…
でも実際に「どう在りたいのか?」を考えると「仕事の成果」などの優先度は結構低いことに気付きます。
もちろんこの「在り方」は人それぞれです。
大切なのは「自分はこう在りたかったのか〜」と気付くこと。この気付きが北極星となって迷いにくくなります。
*
わたし自身も「理想の暮らし」にするために
育児と仕事のバランスを取るためにリモートワークへ切り替え
田舎に引っ越し→自然の中で育児
会社員を辞めて自由に使える時間を確保
など少しずつ「理想の在り方」へ近づけています。
まだ始めてみて3ヶ月ぐらいなので何とも言えないですが、仕事と育児の割合っていうのはかなりバランス取れてて「理想の暮らし」へフォーカスできているのかな…と思います。
どうしても「収入」が気になってしまいますが、それだと「理想の暮らし」から「理想の仕事」へまたフォーカスしちゃうので注意が必要です。理想の暮らしをベースに「収入」を確保するのがコンセプトなので。
さいごに
理想の暮らしを描くことって大切じゃないか?と思うようになったきっかけのひとつに「なぜ働いていると本を読めなくなるのか?」の本の存在があります。
本屋さんでタイトルを見たときに「分かるわ〜」とアザができるくらい思わず膝を打ち、気づいたら本を持ってレジに並んでいました。
働いていると本が読めなくなる=自分の理想ができなくなる
ということかな、と思っています。仕事に集中しすぎちゃうと、つい自分の理想なんでどうでもよくなってしまうんですよね。だってそれでもなんとかなってしまうから。
人生の全体で見ると自分を自愛する時間とかそういうのを増やした方が絶対に幸せに直結すると思うので、そのあたりを本記事から感じていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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