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コメント欄は宝物

俳句を始めてから、一年あまりが過ぎました。
とは言っても、起点をどこにするかでカウントは多少異なるのですが、本格的に取り組むようになったのは、「俳句幼稚園」に参加するようになったのが、大きいです。

今だから言えますが、実は、俳句幼稚園への参加は、とてつもない一大決心だったのです。

この少し前に、あれやこれやあって、noteの人間関係そのものに疲弊していた時期がありました。
何というか、「売名に奔走したいわけではないのに、そう決めつけられている」ことが、本当に苦痛だったわけです。
多分、私がnoteから消えることを願っていた人は、確実にいました。コメント欄で「ぶっ殺す」との予告までされていましたしね。
ですがその一方で、昨年の冬の「みん俳」である「沙々杯」で、「おとや賞」を頂いたことが、一つの転機になったのです。

せっかくだから、もっと俳句がうまくなりたい。そう願っていた頃に、俳人の方々からフォローしていただいたことも、大きな後押しになりました。
ですが俳句の活動を願いつつも、「みん俳」以外の俳句への入り口がわからない。というよりも、「人間関係のもつれ」を恐れて臆病になっていたという方が、正解かもしれません。

俳句幼稚園のことは、昨年の発足当時から知っていたのですが、それまで特定のグループに属することもなく、noteを継続していました。
そんな私を勇気づけたのが、幼稚園のマガジンにあった次の注意書きでした。

誹謗中傷等の発言や、一方的な意見押しつけ、相手の気持ちを推し量れない方には、マガジン退出、コメント自重をお願いすることがあります。

この文言は、私にとって非常に大きかった。
自分を守ってくれる言葉でもありますが、人を傷つけないで済むように、自分自身でも、発する言葉をよく吟味しなければなりません。

そして、参加者が節度を守りつつ意見を交換し合えるというのは、それなりの知見も求められます。
うーん、自分にそんな事ができるのだろうか?と、かなりの不安があったのも、確かでした。

ですが、気がつけば季節も間もなく一周しようとしています。
幼稚園以外のところでも俳句を鑑賞する機会も増え、俳句ポストでも中級を目指せるくらいまでには実力も身につきましたが、やはり、「コメント欄は宝物」のキャッチフレーズに支えられてきた部分も、大きいのかもしれません。

俳句幼稚園の参加者はお分かりだと思いますが、和やかな雰囲気でありながら、コメント欄では結構シビアな意見も飛び交います^^;
→褒めています、これでも。

私の句にも容赦なく添削が入りますが、だからこそ上達しているとも言えます。

ただ、それが直ちに「誹謗中傷」や「人格否定」に結びつかないのは、参加者皆様のお人柄もありますし、コメントを下さる方々がかなりのレベルに達しているからということもあるのでしょう。
今や幼稚園生で「俳句ポスト」の中級クラスは珍しくないですし。

そして、幼稚園でコメントに参加することによって、私自身が「他の方の投稿へのコメントを残す」ことへの心理的なハードルは、確実に下がりました。
幼稚園の参加前から知り合いだったnoterさんとは、今でも交流がある方が多いですが、そうした方々のところで私も時折コメントを残すようになったのは、確実に俳句幼稚園の影響です。


コメントというのは、それくらい影響力が大きい。

千世さんの言葉にもありますが、コメント欄は本当に人柄が出るし、いわば、信頼感の証でもあります。
2年もnoteをやっているとそれなりに知己も増えますし、中には、全く関連性のないはずのところで、コメント欄で再会することも。

極端なようですが、コメント欄でいわゆる「荒らし」行為やそれに賛同しているのを見て、黙ってフォロー解除やブロックした人も何人かいました。
私がフォロー解除やブロックに踏み切るのは、大体このパターンです。

逆に、「スキ返し」しかしていないはずの人でも、他の方のコメントのところで誠意ある対応をしているのを見て、全幅の信頼を寄せている人も存在します。

私にとって、「コメント欄は宝物」かつ「有力な情報収集の場」。
それを手がかりに、Twitterなどである程度追いかけていくと、コメント欄で荒らしている人は、やはり別の場でも攻撃的なコメントを残していることが多いです。

やはり、人に対してやたら上から目線、そして「バカ」などの言葉を多用している人は要注意。
そして、当たり前のようですが、「サイレントマジョリティ」の目を気にしたコメントを残せる人と、お付き合いしたいと感じています。

そんなわけで、こちらの企画に参加してみました。

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