8月23日 火曜日
凪良ゆうさんの「流浪の月」を読んだ。
本屋大賞受賞作ともありよく本屋さんでみかけていて、逆に敬遠していた本だった。
話の流れはさておき、私がまず感じたことは、とても人の心の逃避的なバイアスを理解しているということだった。
文(ふみ)の行動原理も、更紗(さらさ)の言いたいことも、体系的なところで非常に理解ができる。
誤解を解きたくて話したけれど本質を理解されなくて誰かに話すこと自体を諦めてしまって、それでも分かってくれるかなと期待を込めてまた失望してを繰り返す、日常ってそんなこ