下行性疼痛抑制系とゲートコントロールセオリーとTENSとEAに弄ばれた。
大学に入る前から、痛みについてずっと興味があった。けど、いざ講義を受けたらメカニズムが色々あって、複雑なものもあり、どこか思っていたものと違い興味が薄れてしまった。
痛みの機序と同時に、鎮痛機構についても学んだ。
理論やメカニズムが科学的で、面白いが、どこか無機質で味気なくて、これも望んでいた想像と違って、肌感覚的に興味が薄れてしまった。
だから、今季の実習でも、選択レポートのテーマに鍼鎮痛を選ばず、他のテーマを書こうと思っていた。選択レポートに書かないお題は必須課題をする必要があったので、それだけで済まそうと思った。
けれど、その必須課題を終わらせるために、実習項目の鎮痛実験の結果を軽い気持ちで考察していて、ハマってしまった。
「さぁ、なぜだ?」と思ってしまった。興味が湧いてしまい、思考回路が回った。
疑問を教諭に投げかけ、質疑応答のコミュニケーションをとり、推測を立てるために、否定したい可能性を、確認した。
おもしろくなってしまった。
実習でレポートを書かないといけないと思った時、真っ先に「鍼鎮痛」は選択肢から除外したのに、結果それをテーマに選んじゃった。
鍼鎮痛、やっぱりおもしろいんだ。
下行性疼痛抑制系とゲートコントロールセオリーとTENSとEAに弄ばれた。
さて、鎮痛しますか。