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読書記録24-109 ナルニア国物語③馬と少年(光文社古典新訳文庫)
2023年からナルニア国物語の読み比べをしている
読み比べラインナップは
光文社土屋京子訳
角川つばさ文庫河合祥一郎訳
角川文庫河合祥一郎訳
岩波少年少女文庫瀬田貞二訳
岩波カラー版瀬田貞二訳
である
角川つばさ文庫と、角川文庫少しだけ文体が、違うだけでしょ?ましてや岩波は絵がカラーかどうかなだけでしょ?とかは。どうか言わないでほしい
なるたけたくさんの、ナルニアに触れたいのだ。英文がクリアできるならもちろん原文でも読みたい!
最近刊行された漫画までは手が回らないけども
そして最近刊行されたナルニア国物語の漫画は今回読んだ土屋京子訳を、もとにしているらしい。
ならば土屋訳ははずせまい
しかし、三者三様の訳し方で実に面白い。私は、古い訳も新しい訳も、好きだ
ここで個人的な好みの話をする。あくまでも好みなので、おおらかな気持ちで、読んでいただきたい
個人的には新訳は角川の河合祥一郎訳に光文社のYOUCHANさんの絵がついてると嬉しい。光文社は表紙もYOUCHANさんだとなお嬉しい
旧訳の瀬田貞二訳は少し古くさく感じる人もいるかも知れないがぜひ読んでみてほしい。カラー版だとポーリン・ヘインズの挿し絵の味わいが増すので、より良いと思う
ちなみに河合訳と瀬田訳は刊行順、土屋訳は海外に習って作者さんの意思を尊重しナルニアの年代順
これも好みは別れると思うが、私は日本人は伏線回収とかが好きな人も多いから刊行順だと、より面白さが増すと思う。私は断然、刊行順派なんだけど、土屋さんの訳は作者さんと訳者さんの意を汲んで年代記順に読んでいる。大きなクロニクルとしては、年代記順の方が読書としての重厚さがますかも……
それこそ、史記みたいに(笑)
しかし、いろんな訳で、読み順までいろいろ用意されてる日本の翻訳のありがたさを改めて噛み締める
さて前置きが長くなってしまったが、馬と少年という作品に関しては1つしか言うことがない、私はこの作品がナルニア国物語のなかで最初に読んだ時から大好きだった、そして今も大好きだ。他のナルニア国物語のシリーズに関してはいろいろ意見が変わったこともあったけど、これだけはずっ~と大好き、どの訳でもいいから多くの人に読んでもらいたい
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