"脱"F(13)
前回までのあらすじ
手紙を書きまくった…人の言葉を使って書きまくった…彼女の事を思って書いてるつもりが、段々自分の事ばかり考えて書き続けた…
おもいっきり自分に酔っていた…
(…………飽きた…………)
また書くことがなくなった………
数少ない歌詞カードを引っ張り出し、隅々から
(これはあの子に突き刺さる……)
とか訳のわからない事を考えながら書き続けていたが………もう出し尽くした……
恐らく、同じ歌詞を2回は使い回してるが、ひたすら書いてたらもう訳が分からなくなってくるんだろう…
"さあ、どうする………?!?!"
マジで燃え尽きた感がある……
ただ、絶対に書かないかん訳ではない……
でも、この「手紙を書く」って事が使命感みたいになっていて、どうにも書かないと落ち着かなくなっている……ご飯も1日3食しか食べれなくなってしまっている……
それに、書かないと彼女から嫌われてしまう、もしくは
(私のこと嫌いになっちゃったのかしら(泣))
と思われてしまうんじゃないかと言う激しい妄想にかられている……
(………あっ………)
閃いてしまった……
(書くことが無いのなら……
作っちゃおう……)
胸の奥底から沸々と込み上がってくる感情を感じた…
そう、今まで何かしっくりくるものが無かった…
今までの歌詞は結局のところ誰かの言葉であって、どんなに自分と照らし合わせたところで、全く同じ気持ちなんかにはなれるわけがない…
これからは、全くのオリジナルの歌詞
『ザ・自分』
を彼女に贈ることが出来る…
(やばい……こりゃまた惚れ直しちゃうかなぁ?(照))
と、テンションは""爆上げ""
ついさっきまで激凹み真っ最中だったにもかかわらず忙しい性格をしている…
しかし、テンション爆上げ中に水を差すようで大変申し訳ないが、とても大事なことを忘れている……
(…あれっ?そもそも詩なんて書けたっけ…?)
またテンションガタ落ち…
机に頬杖えついて、何も考えずに、何も見ずに、ただただ時間ばかりが過ぎていった………
………”ガクッ?!?!"
(あっ、いかん、寝よった……)
掌から頬がずり落ちた
起きた時には夜の0時を過ぎていた
(…寝るか…)
もやもやしてる感情のまま、布団に滑り落ちていった…
"タッタッタッタッタッタッ"
「ねぇねぇ!!!」
彼女が友達を引き連れて休み時間に教室にキャッキャキャッキャ言いながら入ってきて、自分の目の前にやってきた
「¥÷:・→+×=々jdmtagp+々・々…………」
怒涛の如く喋り倒してくるので、圧倒されて何を彼女が話しかけてきたのか分からなくなってアップアップしてた……
「だから、」・<jdjpmdmtagdm〆|…-+………バイバイ!!!」
"タッタッタッタッタッタッ…"
流星の如く駆け抜けてどこかに行ってしまった……
何が起きたのかさっぱり分からないでいた……
(か…………可愛いなぁ~………(照))
彼女はやっぱり可愛かった…しかももの凄く……
やっぱり、なにがなんでも詩を作ろう!!
出来る出来ないじゃない!!
やるんだ!!!
今のこの気持ちをおもいっきり伝えるんだ!!
それは会ってでもなく、電話ででもなく、手紙でもない……
『詩』
を使って伝えるんだ!!!
よしっ!!帰ったら早速作るぞ!!
その日の授業は全くと言って良いほど頭に入らなかった
ず〜〜〜〜っと、どんな感じの詩が良いのか、この言葉やフレーズは絶対に欲しいとかばかり考えていた…
また「新たな自分」を見付けられる…
そんな気がしていた……
ここまで読んで頂きありがとうございました。
まだまだ読み辛いところや描写がおかしいところもありますが、これからも投稿していきますので、宜しくお願いします!
もし、面白いと思って頂けたら、フォロー、コメント宜しくお願いします!
では次回〜
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