限界サラリーマン 沖縄へ行く #1
年末年始、職場でのしわ寄せをモロに食らってしまい、とある休日の前日に「キーッ!もうダメだ、どこかへ旅に出よう!」と思った次第です。
本来なら、旅行なんか行かずに家でゆっくり過ごすほうが心身に良いことなんて分かっちゃいるんですけど、ひとまず生活圏内から離れたい気持ちが勝ってしまったんですよね。
そこからあれよあれよという間に、飛行機・レンタカー・ホテルをすべて抑え、「え、もしかして夜逃げでもするんですか…?」と言われそうなぐらいスムーズかつ逃げるように、一路、関西国際空港へ向かいました。
当然、職場にこのことは何も話していません(部署の人数分のお土産を買うのが非常に面倒くさかっただけ)。
という訳で、沖縄本島へ行ってまいりました。
沖縄は、過去に何回も訪れた好きな場所のひとつ。特に大学時代は、平和について真剣に考えさせられた、いわば、人生におけるターニングポイントとなった場所でもあります。
1泊2日という、沖縄を観光するには逆にもったいない日数の弾丸ひとり旅(今回は本島中南部のみ)の記録を残しておこうと思います。今回は、1日目について記していきます。
今回の相棒
今回のひとり旅で初めて車を借りました。本来、コンパクトカーで十分ですが、「たまにはSUVとか乗ってみたいよねー」という理由だけで、CX-5を借りることに…。
普段、マツダの他の車種に乗っているので、個人的にはとても運転しやすかったです。
A&W 牧港店(浦添市)
そんなこんなでまずは腹ごしらえ…ということで、A&W牧港店へ。ここは、米津玄師さんの「さよーならまたいつか!」MVロケ地となった場所です。
東急ハンズやカルディのフェアで見つけたら買い占めるほどルートビアが好きなので、もはやルートビアを飲むためにやって来たといっても過言ではありません。
「飲むサロンパス」などと言うだけあって、湿布を口に含んでんのかってぐらい湿布感ハンパないですが、個人的にはクセになります。
残波岬(読谷村)
その後、読谷村の残波岬へ。ダイビングスポットとして知られている残波岬。平日の昼間でかなり空いていたので、日本で有数の登れる灯台のひとつ「残波岬灯台」へそのまま昇ってきました。
天気が良かったこともあり、灯台を昇った甲斐があったと思えるほど眺望が良い…。抜群すぎやしないか…。見晴らしが良く、伊江島にそびえ立つ「伊江島タッチュー」も目にすることができました。
99段の急な階段を昇って降りただけで、普段使わない筋肉はたちまち断末魔の叫びを上げていました。普段、2万歩近く歩いているはずなのに…。その結果、滞在中は足がずっとパンパンでした。
座喜味城跡(読谷村)
残波岬を後にし、次は座喜味城跡へ。琉球王国の名将 護佐丸が築城し、戦時中は日本軍の陣地、戦後しばらくは米軍の通信基地となった場所でもあります。
静寂な雰囲気も良かったのですが、石積みがとても美しかったことが印象強く残っています。それもそのはず、城壁や城門の石積みの美しさは、県内のグスク(城)の中でもピカイチとのこと。あたかも美術館の展示品のように、後ろに手を組みながら延々と見ていました。
道の駅かでな(嘉手納町)
「あ、そういや展望台があったやん」と思い出し、急遽、嘉手納町にある「道の駅かでな」へ向かうことに…。
タコライスやマラサダなどに目をくれず(単にお腹が空いていなかった)、嘉手納町の現状や文化・歴史が学べる学習展示室へ向かい、一通り目にした後、展望台へ足を運びました。
平日の昼とはいえ、展望台には意外と人が多かったです。この展望台から「嘉手納飛行場」が眺めることができます。
ちなみに、この飛行場を含めた米軍施設だけで嘉手納町の約8割の面積を占めています。そして、飛行場自体も羽田空港の約2倍と飛行場としてかなり広大です。展望台から眺めたけど、かなり広い。見渡す限り、ほとんど飛行場。約10年前に行った嘉数高台公園で普天間飛行場を眺めたことをふと思い出しましたね。
ブルーシールカフェ 牧港本店(浦添市)
地元にもあるっちゃあるんだけど、やっぱり本場に行かないと…ということで、リニューアルオープンから半年経ったブルーシールカフェ牧港本店へ行ってみました。ちなみに最初に向かったA&Wの近所です。
ちょうど夕方に差しかかった時間だったこともあり、スマホかつ撮影技量は無いので、食べ物を写す写真として終わっていますが、とても美味しかった…。
ホテルリソルトリニティ那覇(那覇市)
ここを宿泊地とする…ということで、ゆいレール旭橋駅近くのホテルで宿泊。ここは、BLUE NOTEがプロデュースするカフェ「BLUE BOOKS cafe OKINAWA」が併設されております。
入った途端、めちゃくちゃオシャレな雰囲気に写真すら撮るのを忘れてしまいました。
国際通り(那覇市)
旭橋駅近くの居酒屋でハイボールや泡盛を片手に夕食を済ませ(また写真を撮ることを忘れていた)、旭橋から歩いて国際通りまで出てきてみました。
国際通りをひとしきりブラブラし、おきなわ屋でお土産を眺めるだけ眺め、「さーて、そろそろホテルに戻ろうかなー」なんて思っていた矢先、
たまたまカバンの中から見えた社用携帯に、休日にめったに連絡してこない上司からの着信。
何事かと思い、国際通りの喧騒から少し離れて電話を折り返し、内容的にたいした用件ではなかったので、「そんなことで電話してくんなよ」とひっそり心の中で思いつつ、上司と話していたら…
沖縄県庁の真上を駆け抜ける
夜間訓練中らしき戦闘機の音
まぁ、この旅行がバレても全然良いんだけど、とっさに「あ、バレるかもしれない」と思ってしまいましたよね。
おそらく、いや、もう間違いなく相手の電話にまで音が拾っていたんだろうけど、戦闘機どころか旅行ということすら全く気付いていないご様子だったので、何事もなかったかのように平静を装いつつ、そのまま電話を続けました。
ホテルに着く頃には、もう酔いもすっかり覚めておりました。
つづく。