カーフレイズ中の足圧変化と長腓骨筋の活動状況を調べるための実験プロトコル(試案)
先日、カーフレイズ中の足圧変化と長腓骨筋の活動状況について記事にあげて、被験者を募集してみたところ1日で7名の方から応募があり、すぐに募集をストップしました。
たくさんの応募ありがとうございます!3名ほどでやろうかなと思っていたので7名も集まってホッとしています。
ということで、これから細かいプロトコルを作成していくところです。先に決めておけというところではありますよね。もちろん大まかには決めてあります。
測定中に余計な時間をロスしないように、再測定がないように。そして、ここで測定できて、かつある程度の汎用性があるデータとして使えるものになるように。細かいところを精査しているところです。
参考文献
今のところ主に参考とする論文は以下の3つ。他にも多数の文献を参考にさせていただいてますが代表例としてこの3つを挙げています。
カーフレイズ動作と歩行中の蹴り出しにおける長腓骨筋・後脛骨筋の筋活動の関連
慢性足関節不安定症を有する大学生アスリートにおける片足つま先立ち中の重心動揺および筋活動の特徴
足関節捻挫における長腓骨筋の底屈位での主動作筋としての選択的トレーニングと前脛骨筋に関する研究
今の段階で大まかに決めていること
①足関節の捻挫であったり不安定症に対する研究は多く行われており、その中でも足関節の安定性との関連が大きいと言われる長腓骨筋を対象とする
②長腓骨筋の筋活動を計測するための貼付位置は腓骨頭下端から3横指遠位
③カーフレイズ動作は2秒の挙上ー3秒静止ー3秒下降ー2秒静止を1回として5回の試行を2セット行う
④動作中はインソールタイプの足圧計を使用し、左右の荷重比率を確認
⑤両足カーフレイズ5回2セットが終わったら、次に片足で同じように行う
⑥徒手的介入と運動的介入を行い再度測定(短期的効果)
⑦2週間のトレーニングを行い再度測定(長期的効果)
⑧測定中は測定結果を伝えない(視覚的情報としてフィードバックされないように)
といった感じで今のところは考えています。もちろんこれから細かいところはつめていくものの、大まかな流れは上記の通り。
測定プロトコルに関しては統一のものにするものの、介入に関してはおそらく個別的なものになるでしょう。既往歴にしても骨格にしても筋力にしても人それぞれなので。
長腓骨筋への介入などさまざまありますが、こちらの記事も参考にさせていただいてます。
介入も含めてすべて同じ条件で行うのであれば統計を出す意義もあるかもしれませんが、介入方法はそれぞれ変えていくので統計を出す予定はありません。
といった感じで、今週の土曜日から早速スタートしていく予定です。その模様も随時こちらのnoteで投稿していこうと思います。