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目標を立てる
一年の計は元旦にありという言葉があるが、あれは間違いだと思う。
一年の始まりに計画を立てる時点で、一年の見通しを考えられていない。さらに、一年の一日目から行動できないことになるので、周囲と差が生まれる。
では、どうすれば良いのか。
大晦日の時点で目標を立てて仕舞えば良いのではないか。というわけで目標を考えることとした。
目標を考える際に、この前の記録会後に行われた打ち上げで、とある人が話されていた目標の立て方を思い出した。
酒が回っている状況で聞いていたので言葉が合っているかわからないが、目標には主に数値的目標と非数値的目標の2種類があり、この2種類の目標を達成できてこそ目標が達成されたと考えるべきであるとの話であった(そのはずだ。そのはずなのだが…)。
数値的目標とは、例えば、5000mを15分台で走りたいとか、記録面のことを指し、非数値的目標は、5000mをどう走るか、例えば、ラスト200mでスパートをかけるとかざっくりとしたものを指すようだ。
非数値的目標は、数値的目標よりもとても大切なもので、モチベーションの源泉のようなものだという。
例えば、5000mで15分台を目指し、スパートをかけることを目標としていたとして、前者が達成できず、後者が達成できた場合、充実感はあると話をしていた。
確かに、3月の福井さくらマラソンでは、サブ3を目指し、大迫傑選手のジョグについていくことを目標に走ったが、結果として、後者は達成できたものの、途中で燃料切れになり、3:35ほどでゴールした。
この結果は、数値的にはあまり良くない記録であったが、達成感や満足感は言い表せないほど大きなものであった。
そのため、目標を立てる際には、数値的目標と非数値的目標を立てるべきだということがよく分かる。
ということで、私自身の数値的目標は、
5000m15分フラットを目指す。
フルマラソンは2時間35分を切り、福岡国際を走る。
非数値的目標は、あくまでも市民ランナーであることを忘れずに、仕事のストレス発散になるように楽しく走ることとする。
仕事面では、3年目になるので、言われたことに対応できるようにする、また、1人で回せる仕事は1人でできるようにする。
非数値的目標は、見捨てられないように仕事をすることだ。
とりあえず構えすぎず気楽に行こう。
そうでないと身体が持たん。
流れるところは流れるのが良い。
流れた先に何かはあるはず。ランニングもそうだった。
今年はマラソンで失敗してから、色んなランニング仲間の方に会えた。そして記録も上がって楽しい一年になった。
そんなことが仕事や私生活でもあるはずだから大丈夫。
そう言い聞かせて歩いて、いや、走って行こう。