解説のお仕事

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今日は「麻雀のお仕事」について書きます。

みなさんも放送対局の解説を聞いて
あれ?と、疑問に思うことがあるかと思います。

その疑問を少しでも解消できたり、解説の仕事について、少しでもご理解いただけたら幸いです。


1.放送ルームの設備について


放送ルームには大きなモニターが設置されており、常時この画面を見ながら実況、解説を行います。

これだけの設備があれば見落としようがないじゃないか? と思う人もいるかもしれません。

お気持ちはよくわかりますが、実際に解説をしてみると簡単なものではないと気づかされます。

2、並列思考の難しさについて


並列思考とは2つ以上の事を脳で同時に処理することです。比較的簡単な並列思考もあれば、とても難しい並列思考もあります。

case1・音楽を聴く+本を読む

これは比較的簡単な並列思考の例です。
多くの人が自然と同時に処理できることでしょう。

case2・会話をする+本を読む

case1と比べると一気に難易度が上がります。
全然余裕だし! という人も改めて考えてください。

case1とcase2をそれぞれ10分行った後、本の内容を覚えていられるのはどちらでしょうか?

これは大差です。人によってはcase2だと本の内容が全く頭に入らないという人がいても不思議ではありません。

会話中は自然と言葉を発しているに見えますが、誰しもが言語化する前に、一旦頭の中で処理してから言葉を選択しているのです。

僕もYouTubeで実況配信をやると、カウントミスや現物の見落としなど、ケアレスミスが多発します。

一見簡単なように見えても、会話をしながら何かをチェックするという並列思考は、脳の処理能力に負担がかかってしまうものなのです。

3、解説者の見落としについて


対局者は麻雀を打つ事だけに集中できるので、卓内で起こった出来事から細かい情報を拾うことができます。

実況、解説は、話す内容に頭を使いながら、同時に4人の手牌、更に捨て牌もチェックしなればなりません。

※放送対局の映像を使った読みの話。解説の音声も入ってます。

僕もプレイヤーとして放送対局に
何度か出演させていただいたことがあります。

しかし麻雀中に考えていることを、解説者に1半荘だけでも完璧に拾われたという経験はありません

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