嗜好の変化と終わりの兆候
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最後の1文は読まなくても良い程度の内容です。
今日は須田選手のnoteへのアンサー記事です。
アンサー? というか、雑感程度のコラムです。
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上家から出た1s、確かに10年前は
間違いなくチーしていたような気がします。
しかしこの時の僕は――
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7mツモからのピンフ一通ドラ1や――
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1sツモ、これは打点差でジュンチャン固定。
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そして今回の3pツモは――
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ピンフ三色ドラ1。
この巡目ならマンガンで満足せず、リーチを含め、複数のハネマン以上ルートを狙ってみたくなりました。
マンガン確定の仕掛けを入れるか?
それともハネマン以上の可能性を窺うか?
優劣比較はわからないけど
たぶん、どちらの選択も有りだと思う。
歳を取るにつれて麻雀の嗜好が変わってきたのでしょう。最近の好みは後者ということです。
座学により麻雀の知識を得ること
経験により成功、失敗体験を積み重ねること
優秀なプレイヤーの思考に共感して学ぶこと
20代後半でプロ入りし、20数年の時を経て
麻雀のスキルも少しずつだが成長してきたと思う。
しかし50を過ぎた今、深刻な問題なのですが、急速に認知機能の衰えを感じています。
競技麻雀の試合で初めてチョンボをしたのが2年前。マンズの形を見間違えたノーテンリーチ。
2回目のチョンボは去年。まだツモ番が残っているのにもかかわらず、局が終わったと勘違いして倒牌した。
競技の試合は普段よりも
気を張って、集中して挑んでいるつもりです。
少なくとも20年以上
そんなエラーは犯していなかったはずなのに
3回目のチョンボは・・・・ まだ無いですが、直近で起こらないとも限らない。というかそれが怖い・・・
自分よりも年配のプレイヤーが、放送対局で信じられないミスをするのを目の当たりにした時。
全く笑えない。
あれは間違いなく未来の自分でしょう。
少し前までは競技麻雀人生の
終わりを意識したことはありませんでしたが
今となってはその未来が
現実的に近づいているのをひしひしと感じています。
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もしかしたらこの1sを鳴かなくなったのも、残り少ない人生を、この手の行き先を早々に決めてしまわず
少しでも長く楽しみたい という気持ちが、無意識の内に出てしまっているのかもしれませんね。
残り少ないとは言いましたが、まだまだ現役でやるつもりで、日々トレーニングに励んでいます。
10年前とは比較にならないくらい、みなさまの応援の声を、直接耳にするようになりました。
本当にありがたいことです。
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