結局麻雀は、一生試行錯誤するものだから
今日の記事は全て無料でお読みいただけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1722845406659-Lz76jqcLXO.jpg?width=1200)
最高位戦classicルール(※)です。
トップ目で迎えた南1局
親のリーチを受けてどうしますか?
(※)一発裏ドラ無し、ノーテン罰符も無し
アガリ連荘ルールですので流局したら親が流れます。
いくらドラ2のチャンス手とはいえ「トップ目vs親リーチ」しかも流局OKの最高位戦classicルールです。
僕だったら一旦3sを切りそうです。
しかし、牌譜主の選択は全く違いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1722849269365-nxiT11b9lp.jpg?width=1200)
牌譜主の選択は6pプッシュ。
いやこれ、なかなか押せなくないですか?
少し変則的な河に見えなくもないけど
アガリ連荘、リーチ後流局損の最高戦classicルール。
それなりの手は入っているだろうに・・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1722846189435-jeWZufnAMH.jpg?width=1200)
次に引かされたのは初牌の西。
結論から話すと、牌譜主はこれもプッシュしてます。
まるで力むことなくフッと、本当に安牌かのようにノータイムで置いたのだ
当時の観戦記にはそう書かれていました。
本当に、一瞬の躊躇も無く打ったのでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1722856225677-G3VlbGghOL.jpg?width=1200)
舞台は11年前の最高戦classic決勝。
リーチの主は鈴木たろう。
放銃した西家は、なんと自分でした。
で、この時のポイント状況はというと――
木原 +39.3
鈴木 ▲12.3
川上 ▲12.6
佐藤 ▲14.4
トータル首位やないかい!
ちょっと頭イカれてますねw 今では全く考えられない、狂人のような押し引きをしていました。
叩くときは徹底的に叩く
当時の僕は若気の至りというべきか
こんな風に競技麻雀を打っていたんだと思います。
あれからもう11年が経ちました。プレイスタイルも、麻雀に対する考え方も、たいぶ変わったと思います。
贔屓目かもしれませんが、あの頃よりは麻雀スキルも上達したはずです。しかしその結果、どうだろうか?
ここ数年、競技麻雀で全く成果が出ていない
逆に当時のほうが、直近で何度も決勝に残ったり、翌年雀王を獲得したりで、よっぽど結果を出せていました。
単純に当時が上振れだっただけなのか
それとも周りのレベルが上がったせいなのか
あるいは昔の打ち方のほうが良かったのか
その理由、全てが該当するのかもしれない。
それは自分にはよくわからないけれでも
そうやって一生試行錯誤しながら麻雀を打っていく
人間は麻雀の神になることはできない。
神にしかわからない答えを追い求めながら、少しでも近づけるように一生試行錯誤するものでしょう。
もう過去に戻ることはできません。
昔のような打ち方は今となっては出来ないけれど
「麻雀人生で今の自分が一番強い」と思えなければ、競技麻雀プロなんて引退した方がよいだろう。
勝ちました!!!
— 木原浩一 (@sonoharasaika) August 4, 2024
11年振りの最高位戦classic決勝です!
来週、見てくれよな^_^ https://t.co/a0r6gUnynT
あれから11年、昔とは違った
少しづつ積み上げてきた、新たな自分の麻雀で
最高位戦classic決勝。
再度頂点を目指したいと思います。
1日目 実況・小宮悠 解説・村上淳
2日目 実況・中里春奈 解説・土田浩翔 堀慎吾
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?