「お母さん食堂」ネーミング問題
秀逸なツイートを拝見した。
さらに。
釣りかもしれないので真面目に文章化しないが、無知の知を説明する際の事例に使えるな、と思ったので冒頭に記す。
今日はこのコンビニに並ぶ「お母さん食堂」のネーミング問題について、少し気になっているので考えてみたい。
「お母さん食堂」ネーミング問題
コンビニで目にする事があると思うが、冷蔵食品コーナーにパック入りで並んだ「お母さん食堂」と言うブランド名。
今回はこのネーミングが、男女差別を助長するものとして取り沙汰され、ネット上で署名運動が行われている。
料理をするのは「お母さん」だけじゃない、とのことで、このネーミングは"無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)"や"ジェンダーロール(社会的性差)"を助長するので名前を変えよう、と女子高生3名が立ち上げた活動。
署名した賛同者は7500人以上を数えた。一方で懐疑的な意見も多く見られた。言葉狩りだとか、そういう厳しい意見もあった。
声を上げる高校生
個人的な意見を言えば、こうして「声」を上げることは大変に喜ばしい。
高校生のような世代が社会と闘う意思を持っているという状況には歓迎の気持ちがある。
自分が何かしたところで世の中は別に変わらないと思う若者が多い中で、声を上げ、社会全体の価値観を変えようと行動する様子は、見ていて応援したくなるし、これからも遠慮なく頑張ってほしい。
大人であってもなかなか出来ることではないし、多くの誹謗中傷があったことと思う。その勇気と、ジェンダー問題を真摯に捉えている姿勢には感服であるし、これからも諦めずに行動を続けてほしい。私も頑張る。
上記のニュースの通り、実際に企業側にこの声は届いている。行動しなければ届かなかったかもしれないし、賛同者の数というよりも、この観点を企業側に「意識させる」ということに成功した時点で、この活動は目的を達成したのではないかと受け取っている。
企業だけではなく、賛同・反対を表明してはいないが、このニュースや関連ツイートが気になって目を通した多くの人に、問題を意識の表層に届けることに成功しているはずだ。
その効果が将来どう出るかは、今後の活動を継続することで実を結ぶのではないだろうか。
男女の就業率の変動
一方でこの問題には、ある不安を抱えた。
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