この景色、巨匠が絵にしたら/実験4
私が気に入った景色をAi上で絵画の巨匠に描いてもらうこの連載。皆様に温かく受け入れていただき、第4回となりました。
前回はこちら:
今回は、私が気に入った都市の景観を巨匠に描いてもらいます。
7月4日の誕生日に、都心のレストランで家族に祝ってもらいました。このとき、夕方から夜へと移り変わる時間帯の東京の景観を窓越しに見て「これはどんな絵になるのだろう?」と思いつつスマホで写真に収めました。それを元画像に用います。
第1回から第3回までより巨匠の画風を強めに反映してもらいたいと思います。そこで、元写真の縛りを緩めた設定を用います。
※画像生成アプリ=Leonardo. Ai
※Image Guidance = Image to Image
※Strength = 0.5(第3回までは0.6)
(0.2~0.9幅なので、0.5は元写真縛りと巨匠画風の中間くらい)
※Prrompt Detial =画家の名前, oil paint
最初の風景は、18時27分に撮影のもの。外は、まだ、ほぼ日中の明るさでした。
手前の工事中ビルが画面に占める比重が大きすぎる気がしますが、修正はせず、このままAi巨匠の手にゆだねたいと思います。Aiユトリロにお願いします。
さぁ、どうなるでしょう?
お、手前の工事中ビルの屋上をペデストリアンデッキ風にしてくれました。これは嬉しいビックリです。Aiユトリロ、なかなか、やりますね。
とはいえ、やや手前が重い感じがします。PCの描画機能で、心持ちカットしてみます。
これでバランスが良くなったと思います。
次は、完全に日が落ちた後の19時34分の夜景にいってみます。
窓枠が大きく写り込み過ぎているので、これをカットした画像を元画像にします。
私は川瀬巴水の夜景が大好きなので、ここはAi巴水にお願いしてみます。設定条件は、昼景のときと同じです。さて、どうなるか?
おぉ~、イイですね。この感じ、好きです。気に入ったので、Leonardo. Aiで精細化してみます。
小さな違いではありますが、確かにクリアになりました。この絵には大いに満足です。
次は、19時34分に撮影の写真。駅前で客待ちしているタクシーの列が熱帯魚の群れのようで美しかったので撮りました。
これも、Ai巴水に夜景1と同じ設定でお願いします。
え!、え・え・えーっ! 夜景ではない。しかも、タクシーが不気味な未確認生命体に変わってしまいました。これは嬉しくないビックリです。
う~ん、実在の川瀬巴水は大正から昭和にかけて活躍した画家です。Ai巴水は現代のタクシーが苦手だったのかもしれません。
現代のタクシーを上手に絵にしてくれそうな絵画の巨匠......ぱっと思いつきません。では、変則ですが、ジブリでいってみましょう。ジブリは、現代の巨匠です(と、勝手に決めつける)。ただ、ジブリといえばアニメなので、Prompt Detail を次のように変えます。
※Prompt Detail = Ghibli, anime
さぁ、どうなるでしょう?
う…...む......確かに、いかにもジブリですね。けれども、元の景色からはかけ離れてしまいました。残念です。
今回の実験では、Ai巴水画伯の手になる夜景1がいちばん気に入りました。これをトップ画像に用いて投稿します。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
次回はこちら:
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