Leonardo.Aiは、抽象画を《可愛い系アニメキャラ》に変換してしまう!
プロンプト大公開と題しながら、実は、誰の役にも立ちそうにない私的な実験を投稿するこのシリーズ。先月試みて腰を抜かしたLeonardo.Aiによる手描き抽象画からアニメへの変換を、再度試みました。もしかして、今度は《抽象画的なアニメ(依然として具体的イメージは浮かばず)》を生成してくれるかと期待しての実験です。
前回の実験結果はこちら:
1.オリジナル原画
オリジナル原画という表現は同語反復で変なのですが、敢えてこう言っているのは、これはこれで私の中では完成品でありつつ、Leonardo.AIには、この原画にiPhone レタッチを施したものを渡したからです。
これは、普通のコピー紙に筆ペンと色鉛筆で描いたものです。それをiPhoneで撮影し、何も手を加えていない状態です。これをそのままXとInstagramに投稿しました。
2.AI生成用原画
AI変換の原画には、もっと濃いものを渡したほうが良さそうな気がして(なんの裏付けもありません)、オリジナル原画をiPhone 15 Proのレタッチ機能で加工したのが次の画像で、これをLeonardo.AIに渡しました。
これにプロンプトを加えたのですが、前回はただ”anime”としたのに対して、今回は、”anime stunning 3D image” としてみました。”stunning 3D image” を加えたら、アニメまんまでなく、少しは抽象画っぽく作ってくれそうな気がしたのです。これもまた、なんの裏付けもない、その場の思いつきです。
3.生成された画像
そして、生成された画像が次の4点です。前回はただアニメだったのですが、今回は、見事に私が《可愛い系》と呼んでいるタイプのアニメキャラにしてくれました。わたしの《可愛い》のイメージは、生成画像①のキャラの感じです。
4.感想
Leonardo.Ai がデフォルトとして持っている”anime"のイメージの強固さに改めて驚かされました。ただただ「凄い!」のひとことです。
日本原産 "anime” が、こうして世界の Ai 界隈 を席巻しているのだと思うと、誇らしい気分になってきます。
今回、面白いと思ったのは、キャラクターがSNSでよく見かける露出度の高い少女になっていないことです。原画が抽象画だからそうなったのか、あるいは、私の趣味をLeonardo.Aiが学習してこうなったのか、大いに興味があります。
私は、Leionardo.Aiに女性イラストを生成してもらうときは、基本的に手描きイラストをsouce imageとして提供します。私は露出度の高い女性イラストは描かないので、もしLeonardo.Aiが「私」といういちユーザーに特化した学習をしているとしたら、可愛い系のアニメキャラを生成する上でも露出度を低くしてくる可能性があると思うのです。これについて、実験で確かめる方法を考えてみたいと思っています。
今回は、ここまで。また、色々と試してみますので、お付き合いいただければと思います。では、また。