六度目の正直で水煮さんの鑑定を受けた話

水煮さん、とは

創作者界隈で有名な水煮さん西洋占星術を使った占いをされています。
以前たまたま自分のTLを流れていったどなたかの鑑定レポを拝見し、ちょうどその頃プライベートやら仕事やらで色々モヤモヤしていたので「ほほう、これは…」と思って鑑定申込をしてみました。

…が、これがまた非常に競争率が高くてさっぱり当たらない。
平日は仕事とかぶって都合が悪いので休日ばかり申し込んでいたというのもあるのだけど、それにしても当たらない。
諦めてしばらく申込自体やめていたのだけど、春先に仕事環境が変わるので「平日の枠でもいけるか」となって久々に申し込んだところ、当選のメールが! 実に6度目の挑戦で鑑定枠がご用意されたのでした。

というわけでその時のレポなど。
なお、鑑定中はこちらは本名でお願いしていましたが、ここではPNに変換しておきます。

鑑定依頼した内容

大きく分けて2つ、お願いしました。創作のことと仕事のこと。

仕事…春から独立するので、それに関して
創作…自分の作風について等アドバイス

仕事のほうは、そう、Twitterでしれっと呟いたけど独立したんですわ。
とはいえ元々とてつもなく安定志向の人間なので、まあ独立前から色々と不安があり(今でもある)。
私は、占いというものを「自分が一人でもやってたり悶々とこんがらがってるのを、人と話をしながら解きほぐしていって、最終的には背中を押してもらえるような(現実的な厳しいコメントも含め)、自分にとって追い風になるようなもの」という認識で時々利用させてもらっています。
なので今回もそんな感覚。

因みに、創作に関する鑑定だと、事前に作品を読んでいただいた上で鑑定してもらえます。
pixivとか薄い本とかから何本かピックアップして、計4万字ぐらい、先に読んでいただいた上で鑑定当日を迎えました。

私が当選した頃は確か某ウイルスの関係で対面での鑑定を休止されていて、SkypeチャットかSkype通話を選べました。
……基本的に人見知りなのと、通話だと絶対聞き逃すと思ってチャットにしたのだけど、これが大正解。
水煮さんは1時間の鑑定枠をしっかり使ってマシンガントーク(入力?)されるので、「これ通話だったら果たしてこのボリュームの話は聞けただろうか…私絶対聞き逃しまくりだったろうな……」とちょいちょい思いながら、相槌打ったりスタンプ投げたりしてました。
文字だと後から読み返せるのも大きいしね。

鑑定①人生のテーマ

鑑定は、最初に「人生のテーマ」について掘り下げてから、事前に依頼した鑑定内容に繋がっていくという流れ。

惟さんの場合は…「自分にとって価値あるものを徹底的に愛で、育み、磨き上げながら、立体的に把握していく」というテーマになると考えられます。
ご自身にとっての「私はこれが好き!」「これさえあれば私は生きていける」という感覚がなによりも大事な天体配置かな~という印象です。

いや、もう。のっけからやられました。
チャット画面読んだ途端に声に出して笑った。
何でわかったんですか(真顔)。
興味があるものに対してはとことんのめり込むんだけど、そうでないものには完全スルーな人間ですどうも。好きなものが周りにないと楽しくない。

「私はこれが好き!」で自己完結するのではなく、ときどき他者の目には「好きなもの」「自分にとって価値あるもの」がどう見えているのか確認することによって、
「自分では気づいていなかった価値や魅力」にも気づくことができると、ますます人生の満足度がアップする天体配置でもあります。

これは…時々やる布教活動(某舞台とか某ミュージカルとか某バンドとか)という名の実況ツイとか、まさにそうなのかな……。
いつも局地的にうるさくてごめんね(反省はしてない)。

創作においては、作品づくりという"課程"を通して対象を愛でることが一番大事ですが、作品の発表までしっかりとこなせるとより良い…という天体配置ですね。
他者からの評価を通して「ここをもっと磨いてみよう」「こういう味わい方をしてみよう」と、より深く「好きなもの」について理解する道筋が見つかるので

実際、刀がきっかけで二次創作を再開してからは、二次に関してはストックをするということがなくなりました。
とりあえず思いついたら何か書く、書いたらTwitterとかpixivに載せる、もしくは薄い本にする……みたいな。
(逆を言えば、思いつかない限りは何も書かない…)

おうし座生まれなので自分のペースでコツコツやっていく…というスタンスが基本にはなっていくのですが、
他者の目を気にすること(他者にも伝わるように工夫すること)が、作品を洗練させていく上で大事といいますか、効率のいい手段でもあるので。

チャット中は同人活動のことしか思いつかなかったんだけど、そういえば、一次創作でも公募なり同人誌にするなりを念頭に置いて書くようになりましたね。
昔のストックの改稿ばっかで新作がほぼ進捗ゼロですが;;
公募でも、講評がもらえる賞に出すことが多いかも。まあ講評がなくても出したいところに出したりしてますが。

鑑定②仕事について

水煮さん「まず、ものすごくフリーランス向きの天体配置ですね!」
惟「なんと」

いやほんと「なんと」ですわ。ほんまですか。
こんなに不安定な立ち位置にびくびくしてるのに。
どうやら、その不安定さが逆に良い刺激になるんだそうです。ほほう…。

また、「言葉を扱うこと」にもとっても強い天体配置をお持ちです。
現場で細かいことをこなしていくほうが、圧倒的に得意だろうな~と…。

これもちょっと笑いました。
いや、事前に校正の仕事をしているというのはお伝えしてあったのだけど。
ついでにいうと、あまり人の上に立つようなタイプではなくて(前職の上司にもしょっちゅう言われていた)、リーダーの陰に収まってサブ的な立場から現場レベルでバリバリ回していくのが得意な人間です(暗躍してるみたいに言うな)。

水煮さん「フリーの校正者という最適解が最初から出てきてしまうと、もう他のお仕事が思いつかない…というくらいしっくりきます。」
惟「www」

いやもう笑うしかなかった。
やりとり中、めっちゃ笑ってました私。

一応、お仕事(というか"社会的な立ち位置")については「人々に夢を与える」という天体も主張してはいるのですが、こちらは同人活動で消化していけるのでそこまで気にしなくてよさそうです。

因みに校正者志したのは学生の頃ですが、何でかっていうと「世の中に出回る商業物から誤字をなくしたい」という夢があったのですよ(今でもそうだけど)。
どうだろう、夢を与えることが少しはできているんだろうか……。

そして、注意点(?)としては、「一つのことばかりやりすぎない」が上げられるかな~と。

飽きてしまうと急につらくなるんだそうです。
わかりみしかない。

少なくとも、創作活動と並行はしていきたいです!
とはいえ、それだと文字まみれになってしまうので、ぜんぜん関係ないこと(おすすめは家事や運動ですね、フリーランスのデスクワークは運動不足になりやすいので…)をマメに挟んでいきたいです。

そういえば、某宅配サービスを時々利用するようになったのだけど、前より台所に立つ機会が増えましたな。
あと散歩ね。テレワークしてた去年、ほんと運動しなかったから……。
元同期にも「散歩オススメだよ!」と言われたし、自分の頭の中のモヤモヤを歩きながら独り言で吐き出して整理できるので、歩く習慣はつけていこうと頑張ってるところ。

頭ばっかり使いすぎて、身体は元気なのに疲れて動けない…という事態にならないよう気をつけたいな~と!
惟さんの場合、過剰に頭がはたらきやすい面も強そうですし…。

お散歩はぜひ!
脳みそを空っぽにできる時間がとれるかどうかが、パフォーマンスに大きく関係してくると思います。

ねえほんと何でわかるの(真顔再び)。
もしかしてどっかから見られてましたか私。

あと、安定しようと思い詰めすぎると力んでしまって逆に安定しづらくなるので(このへんは運動といっしょですね)、うまくいかないな~というときは身体や気持ちをゆるめる方向に調整してみるのがおすすめです。
わりと身体からアプローチするもの効くタイプではないかな、と…。
めっちゃくちゃ小回りと潰しのきく天体配置なので、お仕事が立ち行かなくなったとしても別のお仕事を見つけてこれるはず!と、気楽なノリを意識して進んでいただければと思います。

楽しんだもの勝ちなんだな。根が真面目なのでお気楽はどっちかというと苦手な方面なんだけど、前向き前のめりに色々やってみようと思った。
因みに腰痛持ちなんですが、定期的にカイロプラクティックのお世話になってます。
お金はかかるけど、施術受けてる間はすごくリラックスできてるから、大事な時間なんだなーって改めて思ったり。

因みにこの「小回りと潰しのきく」というのがちょっとよくわからなかったので、鑑定の最後に聞いてみたところ。

「やろうと思えば(完璧ではないけれど及第点程度には)なんでもできる」というイメージですね~!
一つのことを突き詰めていくのが苦手(というか飽きちゃう)代わりに、複数のものごとを組み合わせながら「それっぽく」仕上げていくのが得意な感じです。
器用ですし、それ以上に「帳尻を合わせる力」が高い天体配置ではないかな~と…。

めちゃくちゃ腑に落ちました。
「私はこれしかやらない」という頑固な面もあるくせに、帳尻合わせもできるという……何この人(自分で言うな)。

鑑定③創作について

作風に関しても、とにかく「小回りがきく」という印象が強いですね~!
「これ好き~!みんなにも見せてあげよう!」という創作意欲に繋がる感情さえあれば、それに合わせて資料を集めて文体を調整し、なんでも描けてしまう…みたいなイメージです。

因みに、一次創作と二次創作それぞれ事前に読んでいただいた上でのこのコメントです。
ジャンルばらばらだったというのもあるけど、そんなに小回りきくのかーとちょっと意外に思いつつ、「確かに資料集めは好きだな」と我に返ったり。
文体も、そうだな、確かにジャンルごとにちょこちょこ意図的に変えてる。

一次創作なら舞台設定やキャラ設定で、
二次創作なら、ジャンルやCP、メインで扱うキャラによって、
がらっと雰囲気が変わってくると思います。
あと、その時代の流行廃りにあわせて文体・語り方・細かい設定(最近ならボロアパート舞台が多い、とか…)も柔軟に変えていくだろうな~と!

苦手ジャンルがなくはないんだけど(ミステリとかは書けない)、アレ書いてみたいコレ書いてみたいというのは色々あって。
でも突き詰めていけばそういうのって、私の場合「このキャラの関係性で」「こういう話が書きたい」に落ち着くんだよなあ、って。

その一方で、「好きな展開」だけは決まっているイメージです。
肉の部分(文体とか小道具とか)がぜんぜん違うけど、でも骨組み(話の流れ)については好きなパターン3つくらいをメインに使い回し続けてる…とかあるのではないかな~と!
そして、肉の味がぜんぜん違うから、同じパターンを使っていてもバレづらそうですね。
意識的にも、無意識的にも、「同じ味」にならないようにしていそうな印象です。

……段々恥ずかしくなってきたw ほんとどっかで見られてる気がするw
散々Twitterで言ってますが「男2女1の三角関係」と「(2歳前後の年の差がある)ブロマンス」が大好物です! 書いてる話もそんなのが多いです!

「好きな展開」の部分こそが惟さんの作品の売りというか、看板になっていくのではないかな?という印象も強いです!
キャラや文体よりも、展開にこだわりそうな天体配置なので…。

公募に出して講評もらうと毎回「構成が弱い」と言われるんですが、ほんと展開な…もっとこだわってうまく書けるようになりたいな……。

たとえ先を読まれようが構わない、物語の楽しみ方はストーリーを想像しながら読むことだけではない…とストロングスタイルで突っ走れそうな感じでもありますね。

つよすぎる。
とはいえマンネリが苦手なので、色々と味付けを変えようと試行錯誤。

「今回も展開のパターンが同じだ~!飽きられちゃうかな?というか私が飽きそう!」と自覚すると、逆にシチュエーションで工夫しまくれる天体配置でもあるので(なにかしらの変化をつけたがりそうですし…)、
「今回もこのパターン!」ということを先に頭に置くことが、同人活動でも公募でも「やりやすさ」につながってくるのではないかな~という印象です。

「私が飽きそう」w やばいw
つまり今までに書いた話で途中で投げ出してきた数々は、書いてる本人(私だ)が飽きちゃったんだな…楽しくない、書く意味ないって……(遠い目)。

公募に出す時のアドバイスもいただきました。

「変えられる部分」「変えたくない部分」をはっきりと仕分けた上で、今の自分にもっともマッチした環境を選べると、いろいろと効率がいいな~と!
ものごとの全体像を見るのがやや苦手で、視線がふらつきやすい(好奇心旺盛型の配置なので…)でもある天体配置なので、
「変えたくない部分(これ好き!これがないと書く意味ない!)」をベースに、ターゲットや進行方向をしぼっていきたいわけです。

構成面の弱さは、アドバイスいただいたやり方でちょっと研究してみようかな……(ここでは割愛)。

ただ、二次創作楽しい!大忙し!というときは、公募のことは忘れておくのがおすすめです。
「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」と焦ってるだけでも、気力体力ともに消耗してしまいそうな印象の天体配置なので…。

私ほんま面倒くさい人だな。
シングルタスクだと飽きるくせに、あれもこれもって焦ると消耗したり頭が疲れるって……。

おわりに

創作についてでも触れましたが、「頑固さ」がないと焦点がぶれやすいかもしれませんね。
なので、ぜひ、ご自身のなかにある頑固さ(こだわり)を大事にしていただければと思います~!

最後にいただいたこのアドバイスが、すごく背中を押してくれました。

因みに図らずも、というか。
この鑑定当日が、有休消化に入った初日だったんですね。
いわば自分にとって、気持ち的には(一応まだ会社に籍があるとはいっても)最初の一歩目の日、という。
なので、とても思い入れの深い1時間になりました。

というわけで。
本当に楽しい1時間(いやもうみっちりと)でした!
あんなに声出して笑ったの久々でした(このご時世だし)。
めちゃくちゃ長文レポになってしまいましたが、読んでくださった方、そして水煮さん、本当にありがとうございました~!

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