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ジュニアにおける試合分析について10月に開催したセミナー動画を公開!【ジュニアの分析06/僕の仮説44】

毎朝、Twitterで「ジュニアサッカー」、もしくは「ジュニアスポーツ」に関する投稿を行っている。

はじめた頃は、頭の中が伝えたいことで雁字搦めになっているほど言いたいことだらけだった。いまだに尽きることはないが、ここ数か月に気づいたことは「頭の中が整理」されたこと。それに伴い、発信の内容も端的にわかりやすくなり、「いいね」やリツートや引用ツイートが増えた。

約1年かかったが自分の中で主張したいことが整理がなされ、実はサッカーの体系化、構造化にまつわる部分、また環境に関わる部分、そして文化に関連した部分といった感じでテーマごとに精査がなされ、心に余裕がでてきたことが一番大きかった。

不満の中から生まれる主張も言い続けると、きちんと自分の中で整理されて、一定量を超えるとプラスに転換するのだ。

もちろんTwitterに関しては「ライター」として人に伝わる商品としてつぶやいているので、ただただ不満の言葉だけを、文句だけを並べて書くことは絶対にやらないと決めているし、何より戦うならライターとして戦わないと職業放棄になってしまうので、そこだけはプライドを持っている。

さて、いろいろな投稿をしていくなか、そして、自粛期間中に「ジュニアサッカーカンファレンス2020」を開催して街クラブを中心とするコーチコミュニティを作り活動していくなか、あらためて「なぜトレーニングの要素に技術や戦術の要素しか入れられないのか?」を考え続けていた。

オンラインセミナー時に参加者から質問される内容も、モデレーターとして話を進めていっている途中でも、多くのコーチが「技術」「戦術」の部分にだけ反応するからだ。みな一様に「メンタルが大事だ」「判断が大事だ」とは言いながらもそこに関する話になると、どうも興味を示していない。

そこで、私自身も「一周」した感は否めないが、あらためて「サッカーの試合の見方そのものに欠陥があるのではないか?」と考え直した。

そのときに思い出したのは2つの出来事だった。一つは、2018年4月からコンサルしている街クラブの代表と3年生の試合を見に行ったときのこと。もう一つは、2019年8月に開催されたジュニアサッカーワールドチャレンジであるセミナーで知り合った若手コーチと一緒に試合を観戦したことだった。

ここで、私はほとんど初めて「自分が試合の中で見ていること」を即興で言葉に起こしながら解説した。聞いていた二人の指導者は試合の展開を先読みして話をしたり、チームの傾向と選手の特徴による相互作用など、自分たちが普段想像もしていない観点からサッカーをイメージしている私の見方に驚いてた。

そのことを思い出し、私が普段行っている試合分析をわかりやすく、体系化、構造化してジュニアコーチに伝えたら、そこでは当然「体力」「メンタル」「認知」「判断」など技術・戦術以外の観点とその連動性を話すことができるから、コーチもより納得しやすいのではないかと考えた。

もちろんそれぞれの人が質問して答えることができるメリットがあるから、直接アドバイスをすることができる。そうすれば、より良く吸収できるのではないか、納得感があるのではないかと思った。

今回は、10月28・29日で開催した試合分析セミナーの動画を公開したい。

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