子どもの指導はナチュラルメイク! 指導の厚化粧はコーチが整理していないから。 【筆者の思考整理帳04/僕の仮説25】
その子の感覚を信じる指導をしていきたい。
最近は、そう強く感じる。直感のまま動ける選手をどう育むか。私がいう「感覚」とは、子どもにやらせたいようにやらせる自由ではない。きちんと「本人が理性を働かせ、それを自ら機能させた上で自由を満喫している」という感覚だ。
どう指導するのか?
それは「目の前の子が表現したプレーを尊重し、少なくシンプルな会話を用いて、自然にその子にサッカーがなじんでいく」にはどうしたらいいかを追求することだと考えている。そのためには、コーチがもっとサッカーを理解し、得た知識を自分なりにあらゆる方向に多様な解釈をして展開することが、まず必要になる。
当然、はじめは「加える作業」が発生する。
そのベクトルは2つ。自分に対するベクトルと子どもに対するベクトルだ。しかし、子どもに対して「加える作業」を繰り返すと関わるたびに混乱を来たし、途中から思考を停止してしまうだろう。
なぜなら、子どもは自分が本来何をしようとしていたのかを見失うから。
冬場に洋服を重ねすぎた子どものように、鏡に映った自分が太って見えるようなものだ。そうなると、子どもは動きづらいし、他者からもその子本来の体型は見えない。最近のサッカーコーチの指導、特にジュニア指導についてはこの状態に陥っているような気がしてならない。
子どもの指導は「どれだけ最低限にナチュラルメイクを施すか」が重要だ。
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写真提供=佐藤博之
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