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コロナ禍にオンラインキャリコンをはじめた話

コロナ禍で自分にできることは?

今年の4月、新型コロナウイルスの影響で社会が混乱する中、何か自分にもできることはないかと考え、「オンラインキャリアコンサル」をはじめました。

私自身、3.11が起こったタイミングで大学を卒業し、就職で悩みを抱えていたことを思い出したからです。当時の自分と同じような立場にある方たちの支援ができないだろうかと考えました。

どんな人をターゲットにするか。

自分が最も支援できる人は誰か、そう考えると、自分の経験を振り返って、下記の2タイプの人物像が思い浮かびました。この2タイプの方をターゲットにすることに決めました。

早速、bosyu.meを使って募集を開始。

2タイプのターゲットの方に向けて、bosyu.meを使って募集記事を書きました。実際に掲載した文面は下記の通りです。ターゲットの方に響くように、飾らず赤裸々で、共感をしてもらえるような文面にしました。そして記事を公開!

かんたん募集サービス bosyu.me:https://bosyu.me/

募集から面談まで、活用したチャネル。

尚、はじめてオンラインキャリアコンサルを行ったのですが、自分の身近なSNSや仕事で活用しているzoomなど、ステップごとに下記のチャネルを活用しました。

1. 募集:bosyu.me(※2記事をアップ)

2. 拡散:Facebook/Twitter(※たくさん拡散していただきました!感謝)

3. 受付:bosyu.me(※サイト上で軽いヒアリング後、面談日などを調整)

4. 面談:zoom(※ID/PASSを連絡後、ビデオオンで会話)

5.継続:LINE/Twitter(※継続接点が必要な方にはSNSを交換)

結果、10名の方とオンライン面談を実施!

募集を開始すると、自分でも驚く速さ(3日程度)でたくさんの方から応募をいただきました。SNSで知人や美大や専門学校の先生、スタートアップのデザインマネージャーをされている方など、様々な方にリツイートをしていただきました。自分の経験を通して、ターゲットの方が明確だったのも良い点だったかもしれません。

そして実際に、迷える美大生さん3名+デザイナー志望さん7名の計10名の方とオンライン面談をさせていただきました。

面談で気を配ったこと、進行上のポイント。

実際の面談は約1時間で実施し、面談を行うタイミングでは、下記のルールを自分の中で設けて実施しました。

1. 面談のゴールの把握:面談前に最も相談したいこと、期待していることをヒアリングする

2. プライバシーに配慮:ビデオカメラは私はオンにするが、相手は任意とする

3. 信頼関係の醸成:まず自分のニックネームや出身地、経歴などを簡単に話して、信頼してもらうことから始める。また、聞き漏らさないようにメモをとって話を聞く旨の許可を取る

4. プライバシーに関する認識の共通化:あくまでもボランティアで実施している旨と、お互いに面談で得た個人情報は外部に漏らさない旨を約束する

5. 現状の把握:ニックネームと簡単な経歴、現在の状況を「基本的傾聴」を用いて丁寧にヒアリングする。会話中に相手の話を構造化して整理したり、重要なワードの繰り返しを行う

6. 再度面談のゴール確認:状況を確認した後、再度面談で相談したいこと、期待していることの確認をする。はじめの話とずれている場合は、面談後のものにチューニングする

7. 自分の経験を踏まえたアドバイス:自分の経験を踏まえたアドバイスを行う。ポートフォリオや企業の紹介は、画面共有を行いながら実例を示す。自分よりも他に意見をもらった方が良い人がいる場合は紹介する

8. 追加質問や今後のサポート確認:アドバイス後は追加の質問の有無を確認し、今後サポートを継続して求められる場合はSNSを交換する

9. 面談の感想と得た気付きのまとめ:最後に面談の感想があれば改善に活かすためんに確認する。また、その際にクライアント側にアドバイス内容が伝わっているかを確認するため、得た気づきを話してもらう

10. 面談のお礼と激励の言葉:最後に面談のお礼と激励を述べて、終了する。bosyu.meや交換したSNSから、面談で行ったアドバイスポイントなどを送る

そして、面談を終えて。

面談させていただいた方々は、悩みを抱えつつも、とてもひたむきに努力されており、情報感度がとても多い方ばかりで、逆に私が刺激をもらいました。

また、SNSで感想「無料と思えない内容でした」「考えが整理されて、とても有益なアドバイスをいただけて励まされました」などの内容を投稿してくださって、とても嬉しかったです。やってよかったな、と思いました。

最後に。

新型コロナウイルスの影響で社会が混乱する中、何か自分にもできることはないかと考え「オンラインキャリアコンサル」をはじめ、10名の方と面談をさせていただきました。

オンラインキャリアコンサルを行うのは、自分としては初めての経験ではありましたが、自分が今まで受けてきたキャリアコンサルの経験と自分が大学を出てから得た経験を踏まえて、「こんな業界の先輩の話を聞きたかった」と思ってもらえるような支援を、と心を配りました。

結果、とてもスムーズに募集から面談まで行うことができ、とても有難いことに、評価をいただくことができましたし、自分も刺激を得ることができました。

ただ、いま考えてみると、今年の4月のコロナ禍の中で、自分自身も働き方が変わって不安な中で、誰かを支援することで、自分も励まされていたように感じます。

私は兼ねてからの目標通り、この9月から「キャリアコンサルタント」の資格取得のために学校に通い始めました。授業の中で既に、オンランインキャリコンをさせていただいた経験がとても役立っています。

最後に私のこれからの目標を書いた記事を掲載して、締めくくりといたします。ご支援させていただいた皆さま、本当にありがとうございました。


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