
特別な「My music gift number」
先日、地元エフエム民放局の音楽番組に出演し、中学時代に友人へプレゼントした自主編集のカセットテープの思い出話を披露する機会があった。その時のテープに収録した一曲である、ロバータ・フラックの「やさしく歌って」をリクエスト曲として番組で流していただいた。
自主編集のカセットテープのギフト。10代の当時、熱中して作っていたものだ。思いっきり背伸びをしながら・・。
そして、放送終了後に思ったこと。
「今、それやったら、どんな楽曲のラインナップになるのだろう?」
そんな自分に興味津々になってしまった。
そんな訳で今日、自主編集音楽ギフトの一枚を完成させることができた。メディアは、カセットテープからCDへと変貌してしまったが、ラインナップされた曲目を眺めながら、まるで現在の自分の心模様を確認できているような、そんな「映す鏡」の実感を賜っていたところだ。
さて、このギフトの先におられる方はというと、実はこの先いつお会いできるかわからない人である。ただ、本人には、このCDのギフトを用意していることを、既にメールを介して伝えている。
「どこかで偶然会った時に直ぐ渡せるように、車の中に入れておくからね」
そう。偶然というものも、ひとつの嬉しいギフトではないか。
ここ数年お会いするご縁のなかったこのギフトの対象者は、現在とても大切な時期を過ごしていることを先日、偶然知ることができた。そしてエールを贈る気持ちで、このギフトを贈ることを決めた。
いつか偶然お会いできた時、とても真面目なこの方が、現在よりもずっと快活で生きる歓びに満ちた日々を送っていて欲しいという、このギフトには、そんな特別な願いも込めてみた。
ラジオ番組で流された「やさしく歌って」は、さて入っているかな?
特別なギフトの先には、きっと特別な笑顔が待っていると、それもひとつ願ってみることにしよう。