今村光一郎

1996年、滋賀県生まれ。岐阜高校を卒業。2016年に京都大学教育学部、2020年に同…

今村光一郎

1996年、滋賀県生まれ。岐阜高校を卒業。2016年に京都大学教育学部、2020年に同大教育学研究科に進学。修士論文題目は「学習の場としての社会運動」。研究関心は、男性問題・中年問題。2022年からはマーケティングの企業、翌年からは教育関連企業で勤務する。

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20歳の大学生が京都でカーリング日本選手権を目指した結果と将来

カーリングを始めたい・楽しみたいなら 今日は2022年2月4日、第24回オリンピック冬季競技大会、つまりは2022年北京五輪の開会式が行われる日。冬季五輪の人気競技のひとつであるカーリングを身近に感じてもらいたいという思いで、6年間カーリングを楽しんできた大学生カーラーの私はnoteの画面を開きました。  あなたは、カーリングを始めたい、楽しみたいと思われますか?それとも、見るだけで十分ですか?もしかすると、カーラーとしての私の経験に興味をお持ちでしょうか?まずは私からカーリ

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    • ②『なぜ愛に傷つくのか』第2章再読

      なんとなく要約第2章「愛の大転換/結婚市場の誕生」を再読し、第3章「献身恐怖症と新たな恋愛的選択の設計」を読み終えたところで、私なりの読みのポイントを整理しておきます。 私が『なぜ愛に傷つくのか』を読む動機と第1章を含めた要約については、こちらから読んでいただけると嬉しいです。 第2章を再読しましたが、結婚市場が近代以前と近代とでどのように質的に変わっているか、を論じている章であるのは間違いないです。近代以前の中産階級における配偶者選択の環境を、ジェイン・オースティンの

      • ①『なぜ愛に傷つくのか』読む動機〜第2章

        本書の概要『なぜ愛に傷つくのか』は、社会学の立場から、現代の人々が「愛」ゆえに傷ついている状況を歴史的・文化的に読み解いている書籍です。著者エヴァ・イルーズは、イスラエルのヘブライ大学の社会学教授。彼女は、①感情資本論を軸にした理論的関心、②心理学的な知見と自己の関係を論じる社会学、③文学・映画などを題材にした消費文化論、の3つを中心に広がりのある研究領域をもちます。本書はそのミクスチュア(混合物)であり、心理学的ではなく社会学的文脈において『なぜ愛に傷つくのか』に迫る、十

        • 受信機にすぎない私、フリーライティングの記録。

          フリーライティングをやってみた。万が一自分がいなくなったら公開できないから、消えていないうちに、実践の記録を残しておく。 情報刺激依存症。インプットしていないと落ち着かず、目的のないブラウジングと動画視聴と読書。自分の脳に流れ込んでくる情報の濁流を、一つずつ消化する余裕もなくただ飲み込んで、それらは泡として消えていく。騒音と無音はどちらがマシなのかわからないし、マシというのは一体どんな価値基準に照らした上でのマシだ/マシじゃないのかも分からない。ポモドーロ法やらポモドーロ・

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          【感想文】去年と先月、働くことに失敗して ~勅使川原真衣『働くということ』~

          成果と能力を認められても嬉しくなかった→勅使川原本との出会い昨年6月の私は、職場の「能力主義」に適応しようとした結果、すり減っていました。翌月には体調を崩して休職、10月には職場を去ることになりました。 マーケティングのコンサルタントとして、企業のweb担当者の方に提案と効果検証をすること、約1年。私が好んで選んだその職場において、「成果」とは、部署売上、お客様からいただく月額費用の合計や、お客様のサイトの"KPI"の達成のこと。そして「能力」とは、「成果だけでは測れない、

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          『Before Sunrise』の魔法をかけました、初恋の相手に。

          Before Sunrise(邦題:恋人までの距離)とは1995年上映。監督はリチャード・リンクレイター。脚本はリチャード・リンクレイターとキム・クリザン。主演はイーサン・ホークとジュリー・デルピー。 あらすじは、Filmarksから引用。 魔法のセリフパチパチと破裂音がしそうなほどに燃えさかる想いで胸が痛い。だけど、そよ風のような気軽さで、スマートに想いを伝えたい。そのほうが、きっと彼女はわかってくれる。 21歳のぼくには、こう思えて仕方のない相手がいた。あの夜、ぼくは

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          信念を強化する言動が"威勢よさそう"に見えます

          本文の目的年末年始に食事会およびSNSから感じた自分のイライラを整理する 書いているうちに、違う背景の問題を同じ印象論で切っていることに思い当たるはず。その時点で私に反省・再思考を促す 私自身が「自信をつけたい」場合に、どのような行動をとれそうか想像する 結論(暫定)現在の結論。ことわざぐらい短くしますと、「人は思考を現実化する」でしょうか。 文章で表しますと、、、欲望に強く裏付けられた信念がある人ほど、信念を強化するパフォーマンスを他者に示し、強いメッセージで信念を現

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          居酒屋さんの社交が好きな人が焼き鳥屋さんを出入禁止になった|経験談

          この経験談で分かること「社交の場が好きで、お店を楽しめる客であっても、お店の側から突然拒否されることがある」、ということを伝えたい。 概要だけ先に述べると、ある男は、今年5月から6月中旬の間に4回通った焼き鳥屋さんの女主人から、「店に馴染まない注文スタイル」を理由に、出入禁止処分になった。 この記事では、男が出入禁止になるまでの経緯と、教訓をまとめたい。 ある焼き鳥屋を貶めたり、特定につなげたりする意図はないため、地域名や店名は伏せるものとする。 事件前の状況:焼き鳥屋に通

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          バーでコミュニケーションを楽しむための5つのコツ|20代男性の経験談より

          5/24時点で未完成です。数日以内に書きます🙇‍♂️ このコンテンツの想定読者は、20代で、バーに行ったことがない/行ったことはあるが馴染んでいない人で、かつ、バーテンダーや常連客とコミュニケーションをとりたいと考えている人たちです。とりわけ、1人でバーに通ってみたい、居酒屋やパブよりはむしろ、ショットバーで知らない人と人脈をつくりたい、みたいな方におすすめしたいです。 ▼このコンテンツを読んで分かること コミュニケーション目的でのバーの選び方 バーで人と話すための第一

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          『差別はたいてい悪意のない人がする』キム・ジヘ 抜粋メモ

          2021年に日本語訳された時点で、すでに韓国で16万部突破のベストセラーの書籍。 読んだ内容をまとめないうちに、区の図書館の図書返却期限が来てしまった。抜粋して残しておく。 ▷書評 朝日新聞掲載書評:トミヤマユキコ「差別はたいてい悪意のない人がする」書評 思考の死角で足をどけるために 東京新聞掲載書評:中脇初枝「差別はたいてい悪意のない人がする 見えない排除に気づくための10章 キム・ジヘ著」 トークニズム tokenism とは、歴史的に排除された集団の構成員のうち、少

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          オープンダイアローグ(開かれた対話)は男性相談にも有効な手法か?|体験談より

          オープンダイアローグとはオープンダイアローグとは、フィンランド発祥の統合失調症に対する医療の手法の一つです。フィンランドの病院の実践例を2013年に知った齋藤環氏が日本での普及に努めています。 ※今回の後半のコンテンツは「専門家による医療の手法を実践した体験談」とは異なります。以下の教科書的な紹介の仕方は、今回私の体験談の背景にある、一般的な語彙「オープンダイアローグ」の意味を把握いただくことを目的として書いています。 オープンダイアローグは、ときに「急性機精神病における開

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          2023年1月時点で私が気になること

          記事を書く目的。要らない前口上。 私が記事を書く目的は、興味関心が漠然としており持続しない私の今の関心を、読まれうる形で整えることだ。というのも、自分でも関心事の整理がついていないなかで友人・知人とプライベートな話をするとき、「何か書き留めておけば伝えられるだろうに・・・」と後悔するケースがある。私が魅力的なトークに自信が持てない以上、一旦文字に起こしておいて、その文面を整理・反芻する形でプライベートな話をする作戦に出たわけだ。  では、なぜ1/9の夜に書くのか。確かに常識的

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          朝鮮大学校グラウンドでラグビー部の試合を観戦|民族教育とスポーツ

          朝鮮大学校でのラグビーイベント概要 2022年8月27日の私の経験と、考えたことを書こう。 朝鮮大学校のラグビー部関係者と会食する機会がきっかけ  私の大学時代の恩人(・先輩)のお誘いで、5月の会食に招かれた。「在日韓国・朝鮮人」と呼ばれる属性の方が半数を占める会だった。ラグビー関係者の方々は、8月に在日韓国・朝鮮人を中心としたラグビーコミュニティで行うイベントをクラウドファンディングで実施することを話してくださった。  ラグビーアカデミー(小学生中心の民営ラグビーチーム

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          桐野夏生『I'm sorry, mama.』最高のグロテスク小説

          第一印象「ごめんね、お母さん」というセリフのようなタイトルに目を惹かれた。 桐野夏生が、1999年の『柔らかな頬』で直木賞を受賞した著名な小説家だということも知っていた。私が本作に抱いた第一印象は、「若い女性が主人公の、シリアスな小説だろう」という程度。だが、凄惨でリアリティに満ちた描写に、鳥肌が立つのを感じながら、1日で読み終えてしまった。 感想「『マンマ・ミーア』の地獄バージョンかよ…」妙な見出しをつけてしまったが、一言で感想を述べるならこのようになる。 第一章、40代

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          マンスプレイニングのなぜ|女性に説明・説教したがる男性が育つ文化

          目的:男子が「マンスプ系男性」に育つ理由を考察する 本稿の目的は、1996年に生まれた男性である筆者の眼から、マンスプレイニングを行う「イヤな」男性が生み出されてしまう理由を考え、持論に説得力をもたせるものである。  発想の根幹にあるのは、「イヤな中高年男性は、年齢とともに急激にイヤな人間になるわけではない。むしろ、そうなってしまう原因は彼らの少年時代から続く経験のなかにあり、少年たちの経験を形づくる文化に目を向けて未来を変えていく必要がある」という私の主張である。  教育

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          鹿野政直 沖縄と女性史(読書録)①

           鹿野政直氏とは 鹿野政直(かの・まさなお)氏は1931年生まれの歴史学者である。専門は日本近代史、思想史。早稲田大学名誉教授。後述するように、「民衆史」というジャンルで偉人として評価されない近現代の民間人たちの歴史を研究されている。以下の著作を主に扱いながら、大学院では演習の授業を行い、レポートを執筆した。単位取得にはおよそ関係がないものがドラフトであり、大幅に加筆修正した上で私の思考の記録としたい。鹿野氏から学ぶことはあまりに多いため、私にとって私淑の師である。 『兵士

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