#14 地震のお話

東日本でまた大きな地震がありましたね。皆様、ご無事でしょうか?

実は私、大学で地学の勉強をしておりまして、ほんの少しなんですが、地震については知識があるんですね。ホントにほんの少しなんですが。なので、今回は、地震について、少し書きたいと思います。

今回の地震は、東日本大震災の時の地震の余震ということのようですね。

日本付近では、複数のプレート(地面の板のような物)が、移動しながら、ぶつかり合っていて、海側のプレートが、陸側のプレートの下に沈み込んでいるんですね。太平洋の、太平洋プレートが、陸側のプレートの下に、沈み込んでいるんですが、この時に、陸側のプレートも引きずられて、下に押し曲げられるんですね。これが、ある程度のところまで来ると、陸側のプレートが、ゆがみに耐えきれなくなって、一気に跳ね上がり、ゆがみを解消しようとします。こうして起こったのが、前回の東日本大震災の時の地震だと考えられています。陸側の地面が跳ね上がりますから、巨大な地震が起こりますし、海底も大きく動くので、大きな津波が発生します。

これは、あくまで推測ですが、陸側のプレートが、バン!と跳ね上がって、ピタッと止まる、というのは考えづらいです。跳ね上がった後、余韻を残しながら、小さな動きを繰り返しながら、徐々に安定していくとのだと思います。なので、しばらくの間は、こうした小さな動きによって、余震が起こるのではと思います。起こる以上、備えるしかありません。

東日本以外にも、南海トラフの地震が起こることが想定されています。

こちらでは、フィリピン海プレートが陸側のプレートの下に沈み込んでいて、東日本の地震と同じ理屈で、陸側のプレートが跳ね上がります。前回、このタイプの地震が起こってから、まだ今回、起こってないんですね。周期っていうのが、大体決まっていて、もうそろそろなんですね。

それが、今日起こるのか、明日なのか、1年後、10年後、30年後なのかがわからない、っていう状態なんです。もしかしたら、50年以上後かもしれない。いつ起こってもおかしくないんです。

ひとたび、この地震が起こってしまうと、巨大な地震とともに、大きな津波が発生するものと思われます。高知県、紀伊半島、東海地方、九州南部を中心に、大規模な津波が襲ってくるでしょう。なので、今のうちから、津波が起こったら、大きな地震が起こったら、どう動くか、周りの家族やご友人、仲間と話し合って、具体的に決めておく必要があると思います。起こってから考えても遅いです。

地元、福岡についても、油断はできません。福岡には、警固断層っていう大きな活断層があって、これが動く可能性があるんです。20年程前に、福岡で、西方沖地震というのがあり、大きな被害を出しましたが、一説によると、この地震は、警固断層の動きに関連している可能性があるかもしれないんです。もし、これが本当だとすると、西方沖地震をきっかけに、警固断層が動いてしまうかもしれません。警固断層は、福岡中心部を貫く断層です。これが動いてしまうと、福岡市を中心に大きな地震が起こるのは避けられません。福岡市、その周辺でも、福岡だから地震は関係ない、っていうことではないんです。日本全国各地に、こういったものがたくさんあります。

日本は地震と火山の国です。宿命です。脅威にさらされていますが、恩恵も受けています。起こることは当然のこととして、しっかり備えましょう。

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