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100日後にデビューする新人小説家【3日目】
李徴「あぶないところだった」
彼の感じた危機感とはまた違う話ではあるが、2日間のブランクは非常に不安になった。というのも、こういった連載のような創作物は一度止まってしまうとそのまま惰性で未完となってしまう危険性があるからだ。
ただ、少し安心したのは、こうやって書いたものが、ハッシュタグのおかげか読者のもとに届いているらしいということが判明したためだ。
実は、私はnote事態を使うのが初めてで、こうやって自身の頭の中を文字化して発信するのはmixiで日記を書いていた頃まで遡る。
かのSF作家であった伊藤計劃氏もmixiに書いていたものが、書籍化をされているため、どれだけ内容が稚拙であっても残しておけばよかったと後悔の念に苛まれている。
草津温泉での湯治に関して
一昨日は短文で失礼したが、8~9日に草津へ旅行をしてきた。
湯治とは書いているが、別段何かしらの病を患っているわけでもない。文豪、志賀直哉による『城崎にて』を思い出す読者の方もおられるとは思うが、私は山手線にはねられたわけでもなければ、草津温泉で様々な動物の死を通じて自己の内に諦念のようなものを見出したりもしていない。
純粋な「気晴らし」の旅行であった。半分は親孝行を兼ねているのであるが、それはまた別の機会にでも書いていこう。
小説の進捗
正直、順調だとは言い難いが、どうにか書き上げることは出来るだろう。小説推理新人賞に関しては、枚数制限から丁寧な人物描写は避けなければならない。個人的には人物像を丁寧に書くことは作品の良し悪しを左右する重要な点であると考えているため、そこを削らなければならないことは些か抵抗はあるのであるが、最終的には読者の想像力に委ねるしかない。
作者は作品を手放した瞬間に沈黙しなければならないと言っていたのはサリンジャーであったか、どこまで深く読んで貰えるかは作り手には未知数なのである。
X(旧Twitter)の運用に関して
情報発信の手段のひとつとしてXを活用している。というのも、私にとって馴染みのある媒体であるからである。設定をいじって、どうにかnoteに連携をしてみたものの、どこまで意味のあるのかは分からない。
ただ、少なくともnoteよりは読者の皆様に「今」を伝えやすい媒体であることは間違いないだろう。
そこから、興味を持って頂いた方が、noteを読んで面白いと思って頂ければそれは僥倖である。
発信内容に関しては、完全に趣味というか、単なるエンタメの一つと捉えてもらえると嬉しい。小説家の壁打ちなど、さして意味は無いのだから。