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ノンネイティブの英語動画は子供に見せない方がいい?

英語力をあげるために子供に動画を見せているとき、よく聞くと「あれ?これネイティブじゃないな、、」という動画が結構あります。

このような動画は悪影響なのでしょうか?

今回はそちらについて回答していきいます。


ノンネイティブの動画はよくない?

結論から言いますと、動画が「ネイティブ」か「ノンネイティブ」かにこだわるよりは、まず動画自体の難易度や、英語の習得が可能な動画かどうかという点を注視すべきです。

コチラの方が英語力にはるかに影響を及ぼします。

どのような動画が、英語力が全くない子供に対して上手く作用するのか?
ということについてはコチラの記事をご覧ください。


実際は選んではいられない

英語力ゼロの状態で英語の動画を見始めるとなると上記の記事にもあるように、レベルが初心者向けで、なるべく歌じゃないもの、そして習得に繋がりやすいものを選ぶ必要があります。

そうすると数が限られてきます。

未就学児向けの動画は、歌やリズムを重視したものが多いのが現状です。

英語力がある程度上がってくると、小学生向けのセリフが多い動画も視聴できるようになり、こうした動画にはネイティブスピーカーが出演していることがほとんどなので、こういった心配はいらなくなってきます。

そのため、子供が英語学習を始めてから最初の1〜2年は、ノンネイティブスピーカーが作成した簡単な動画を見る機会が多くなってしまうのは仕方ありません。

実際に私の長女も、最初の1〜2年はノンネイティブスピーカーの動画を主に見続けていましたが、その後、英語力が急速に向上し、ネイティブスピーカーが出てくるセリフの多い動画に視聴が限られてくるようになりました。

そして、発音に何か悪影響があったかというと、ほぼなしです。

プロソディにしろ、個々の発音にしろ、今ではネイティブさながらです。

特に、英語特有の母音の発音が非常に上手で、母音ときくとa i u e o を思い浮かべるかと思いますが、英語の母音の発音はこれよりもはるかに多くて、「ア」と「エ」の間の音や、「イ」と「エ」の間の音など、ネイティブにしか出せない微妙な音の違いをしっかりと理解し、再現しています。

例えば、単純な単語「toy」一つにしても、日本語の「トーイ」ではなく、「トゥオアイ」といった発音に近いです。

bとvの違いやlとrの違いくらいなら大人でもトレーニングと知識で何とかなりますが、このような母音は大人の私にはどうしても敵いません。

ノンネイティブの動画選びで気をつけるべきポイント

とはいえ、どのノンネイティブの動画でも良いというわけではありません。選ぶ際に注意すべき点は「プロソディーの自然さ」です。プロソディーとは、イントネーションやリズム、抑揚など、言語の音韻的な側面を指します。

どの程度のプロソディーの自然さが許容範囲なのか?一つの基準として、

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