心境の変化と、自分ではできなかった発見。そして、最後の切り札。
今日の午後、就労支援者とzoomにて面談をしてきた。その際、色々とアドバイスを頂くことが出来、もしかしたら、復職も含めた交渉に入れるかもしれない、そういう段階にまで辿り着くことが出来た。
今回は、そう思うに至った心境の変化や、自分ではできなかった発見。そして、最後の切り札を使ってみようと思った経緯についてお話しできればと思う。
2021年5月13日。15:09。
だいぶ気持ちの整理がついてきた。沢山の人たちの優しさに触れられて、本当に良かったし、何より、もう我慢しなくてもいいんだって、少しでも思えるようになってきたから、本当に良かった。今日一日一日を、とりあえず生きてみよう。そう思えるようになってきた。まぁ、明日辞められる。明日ケリをつけられる。そう思ったら、かなり気持ちが楽になった。もう無理しなくていいんだなぁ、って思うことが出来たから。だから、少しでも今を楽しく生きられるようになることが、今の私の目標である。時間はたっぷりあるんだからさ。
少しずつ、笑えるようになってきた。YouTubeの動画を観たりして、久しぶりに腹を抱えて爆笑することが出来た。こんなに笑ったの、いつ振りだろう。
いつの間にか、人間らしい感情を忘れてしまっていたのだな、そう思った。感情が出るようになってきただけでも、全然違う。本当に違う。自分でもびっくりするほど、気持ちが前に進む方向へ自然と向かいつつある。大きな進歩だ。
でも、同時に、沢山の人たちに心配を掛けてしまったという、申し訳なさも感じている。こんなに沢山の方々に支えられていたんだって、改めて思った時、ものすごく安心することが出来た。そして、今までの私の生き方は、間違っていなかったんだなぁ、とも思った。
もちろん、仕事との向き合い方については、まだまだ未熟だと私でも実感している。痛感している。でも、根本的な、根っこにある私の生き方が間違っていなかったからこそ、私がとてもつらい時に、沢山の方々が手を差し伸べてくださったのだと思う。
改めて、優しい気持ちって、大事だなぁ、って思った。今まで、私は優しい気持ちでいることを心掛けてきた。今もそれは変わっていない。誰かに優しい気持ちで接したら、巡り巡って自分に返ってくる、ということを、色々な場面で学んだからだ。
別に見返りが欲しくて他人に優しくしているわけではない。それだけは誤解しないで欲しい。誰かの優しさに触れる度に、自然と、私も誰かに優しい気持ちを分け与えたくなる、と言い換えた方が分かりやすいのかな。
とにかく、情けは人の為ならず、ということわざの意味にもあるように、誰かに優しくすることによって、私自身も得られるものが多かった。
そんな折に、昨年出会った曲、藤井風さんの『優しさ』という曲を思い出した。この曲には、何度も何度も救われたなぁ。
先ほど、改めて、この曲を目を閉じてゆっくり聴いた。やっぱり、今の感情と、非常によく似ていた、というか、そのものであった。
よし!今はすぐに何かできる状態じゃないけれど、根拠のない自信というか、何というか、そういったものが芽生えたような気がしてきたぞ、って思えるようになってきた。
人間を傷付けるのも人間で、人間を救うのもまた人間なのだ。それが学べただけでも、この約1ヶ月半の出来事は、大いに意味があったのかもしれない。いい勉強が出来たと思おう。そして、イヤだった出来事は、さっさと風化させちゃおう。今は、自分のために自分の人生を生きていこう。そう思えた。
何が正しかったのか、何が間違いだったのか、今はまだ分からない。どうすることが正解だったのか、今でも迷う。でもそれでいい。今は思いっきり迷おう。そして、迷っている間に色々なことを少しずつ見つけていこう。そう考えたら、今のこの状況も、悪くないなって思えてきた。
だから、立ち止まろう。立ち止まって、寄り道して、休憩しよう。人生の休憩期間。悪くない。
2021年5月13日。18:27。
先ほど、就労支援者とzoomで面談してきた。そこで改めて、じっくりとお話しした結果、『私にとって無理のない働き方を事業所に提案し、受け入れられたら復帰。受け入れられなければ、退職』というプランに変わった。最後の切り札を使ってみることになりそうだ。
というのも、支援者から、「出来る自分を演じていることに疲れてしまっていたのでは?」という分析を頂けた。全くその通りだった。
確かに、自分自身、管理者や周りの方々から、「あなたは出来る人なんだから、期待しているよ」と言われ続けていたことに対して、かなりプレッシャーを感じていたことに、その時初めて気付いた。
本当の自分は、脆くて、弱くて、出来ないことの方が多い。でも、周りからは「出来る人間だ」っていう目で見られている。これが、私自身にとって、耐えがたいほど苦痛だったのだ。
自分では、そのことにまだ気付けていなかった。そのことを指摘してくださった時、初めて、全ての謎が解けたような気がした。
そして、最終的に、『日数を減らしてもらったり、ありのままの自分を理解してもらえたりすることが出来るのか、交渉してみてはどうか』というアドバイスに対して、私は「YES」と答えた。
上がりに上がり切ったハードルを下げてもらい、日数を減らしてもらえるのなら、何だかやれそうな気がする。そんな気がしてきたのだ。だから、最後の切り札を使って、残留できるなら、残留することにチャレンジしてみよう。そう思えたのだった。
このまま終わってしまうのも、何か悔しいから、可能性が1%でもあるならば、それに賭けてみたい。そう思った。
以上が、心境の変化や、今の想いである。この最後の切り札の交渉が、上手くいく確証は無い。でも、やれるだけのことはやった上で、ダメだったら、後悔することも無いだろう。消化不良のまま、勢いで辞めてしまうよりも、全ての可能性を徹底的に当たってみて、最終的に、いい方向に着地できたら、これ以上のことは無いな、そう考えるに至ったのだ。
今日は、非常に収穫の大きい一日であった。そして、かなり大きく前進することが出来た一日でもあった。
どういう結果になろうとも、受け入れる覚悟はできている。だから、正々堂々、しっかりと戦ってみることに決めた。
転んでも、タダでは起き上がらんぞ!待ってろよ!