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地域おこし協力隊のぼくが茨城でクラウドファンディングを始めた理由

1月7日からクラウドファンディングに挑戦しています。

もちろん自分はやったことないですし、事務局のメンバーも未経験です。

でも、僕ら一人一人には、このプロジェクトを通して届けたいことがあります。

ぼくの場合

きっかけは?

クラウドファンディングのほうでも書いていますが、やはり卒業した先輩隊員の存在でした。
新型コロナの第一波と言われる時期、ほとんどの自治体の協力隊がそうであったように、報告会が中止になりました。報告会を実施できなかったのは仕方のないことです。無理に開催したいとも思いません。
だけど、僕が一番心残りなのは、協力隊を卒業する先輩の言葉を、想いを、地域のお世話になった方々にしっかりと届けられなかったこと

(僕の主観ですが)
その先輩はとても地域の人たちから愛される人でした。その先輩も、このまちのことが、このまちに住む人たちが大好きだということを、一緒に仕事をしながらずっと感じていました。

そんな人が、伝えたいことを、伝えたい人たちに届けられなかった。
「コロナのせいだ」なんて当初は思っていたけど、本当にコロナのせいなのか、コロナがなければ報告会を実施できて、『その人が伝えたかったこと』は届けることができたのか。

いや、違う。これはコロナだけが問題じゃない。一因にはあるかもしれない。けど、これまで卒業していった人たちは、ちゃんと伝えたかったことを伝えられていたのか。しっかりと、その想いを言葉にして届けてこれたのか...僕は、どうしても納得できなかった。
コロナ以外の要因は色々あって、自分の力だけじゃ解決できない。そしてこれは、あと数か月後、僕の身にも起きる。

でもこの問題は、きっと僕やこのまちだけじゃなくて、どの隊員にも、どのまちにもきっと起こりうる。そう思い、各地域の協力隊員にも声をかけて立ち上げたのが、このプロジェクトです。

誰に届けたいの?

茨城に関わるきっかけをくれた元恋人
プロジェクトを残してくれたOB・OG
まちの色んなところに連れて行ってくれた先輩隊員
茨城のいいところをなんでも教えてくれる集落支援員さん
仕事のやり方を丁寧に教えてくれる担当職員さん
いつも快く協力してくれてご飯まで作ってくれるご夫妻
運営する居場所が「楽しい」と喜んでくれる子どもたち
活動をいつも応援してくれる保護者の方々
様子が気になっていつも声をかけに来てくれる隣のおじちゃん
お昼をよく食べに行く中華屋のおばちゃん
イベントの時に「応援してるよ!頑張ってね!」と声をかけてくれた隣町に住む人
県内で新しい仕事を紹介してくれたNPO職員さん
「繋がるといいと思って」と人を紹介してくれた他県で活動する人
etc.

その人たちに届けたい。

自分を育ててくれた親
心配して身を案じてくれる姉兄
自分の子・孫のように育ててくれた地域の大人たち
自分の将来をいつも心配してくれた学校の先生
知らない土地での生活が不安な自分を支えてくれた同期
自分の考えを否定せずまっすぐ聞いてくれた先輩
頼りない自分についてきてくれて一緒に活動した後輩
地域づくりを考え学ばせてくれた大学の教授
辛くなった時に地元を思い出させてくれる友達
始めは素性も知らない自分の夢を真剣に聞いてくれた全国各地の人たち
etc.

その人たちにも届けたい。

苦しい、けど

この3年間の途中で「縁もゆかりもない土地のために、なんでこんな活動しているんだろう」と、一度といわず二度三度、いやたぶんもっと、思ったことがあります。

「自分の人生一度きりで、もっとやるべきこととか、やりたいことあるのに、なんでそっちをやらないんだよ。辞めたところでその場所がまた元に戻るだけで、結果的に誰かが不幸になるわけじゃないんだぞ」
そう囁いてくる自分もいます。

でも僕は、辞めたくなかった。がんばりたかった

3年間でどこまでできるのか、3年間で何を残せるのだろうか。その先に、どんな未来を描けるだろうか。共に歩んでくれたその人は、どんな未来を描きたいのだろうか。

僕は、その人たちとこれまで繋がってこれたからこそ、今こうして生きることができています。辛くなる時もあった。帰りたくなる時もあった。消えたくなる時もあった。でも、繋がってくれた人たちのおかげで、僕はこうして生きています

繋がりは未来をつくると信じて

巡り巡って茨城に来れたこと
茨城でたくさんの縁に巡り合えたこと
僕に縁を繋いでくれた、たくさんの人がいたこと

僕は、この受け取った縁を、次へと繋ぎたい。

その繋がりは、未来をつくると思うから。
これまでの繋がりが今の僕をつくってくれたように。

それがいつ形になって返ってくるかはわかりません。明日の自分なのか、1か月後の自分なのか、10年後の自分なのか。その時、そこに誰がいるのか、それもわかりません。

でも、できることなら、その時、その場に、みんながいてほしい
欲張りな願いだと思います。でも、そのためなら僕はがんばれる。その人たちと共に未来をつくり、歩みたいと思うから、僕はがんばりたかったんです。

届けたいこと

協力隊の3年間が終わる、その前に...僕は伝えたい。

「茨城、めっちゃ良かった。ありがとう。これからもよろしくね」

だから僕は、これからもがんばりたい。


※プロジェクトの詳細や他のメンバーの想い等はこちらから↓↓


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