伝言ゲーム
誰かを批判するコメントが増えてきましたが批判はせず、また一次情報を確認せず憶測やべき論のコメントもたくさんありますが、私はいつも"批判的思考"を意識して、まずはニュースを疑い、発信元の情報を確認して、コメントすることを心がけています。
さて、今日は「伝言ゲーム」について。
数日前のコメントを編集して再掲します。
厚労省から毎日「報道関係者各位」と称した新型コロナの感染状況を報告するページが公開されています。
★ 新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年5月2日版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18427.html
しかし、なぜ、この情報が一般公開なのでしょうか?
なぜ、報道関係者だけでなく、私たちもアクセスできるのでしょうか?
答えは簡単です。
厚労省が発信した一次情報が、メディアの解釈によって内容を断片的に抽出したり、内容・構成を組み替えていないか、国民がチェックできるようにするためです。
ただ、伝言ゲームというのは、情報の仲介者が悪意を持って内容を改竄するとは限りません。一次情報に含まれる専門用語を理解できなかったり、文脈を間違って認識することで、良かれと思ってエッセンシャルに簡略したことで、全く異なる内容を伝えてしまう場合もあります。
情報を受け取る側の私たちは、こうしたニュースの特性を理解した上で、ニュースの情報を受け止める必要があります。
切り貼りだけのニュースに怒りを露わにするのではなく、周りの人の解釈・意見に惑わされるのではなく"事実は何か"自分自身が確認し、そこから深く考える思考習慣が、今、必要です。
発信する側が伝えたい正しい文脈、詳しい情報は、一次情報にあります。一次情報にアクセスする習慣を。昨年7月から、ずっとそのことをコメントし続けています。
(補足)
それから、厚労省の日々の報告ページ。毎回必ず「感染予防」について、同じことが繰り返し載せられています。
なぜ「感染予防」が重要なのか。
これが解決策、根治療法だからですよね。
大事だから"何度も繰り返す"んですよ。
[2021.05.03投稿]いいね:17