やはり、米国には中道第三政党が必要
このまま、民主か共和かで二論されるアメリカ合衆国では西側陣営は困るのである。極端な政策転換は避けてほしいところ。キャスティングボートを握る中道国民政党が米国政治でしっかり根付くべきだ。
すでに民主党も共和党もともに対峙する党から政府要人を迎える用意がある。選挙で極端を装いながらも与党になれば現実的な対応を取らざるを得ないからだろう。
であるなら、選挙の時点で現実的な中道を主張する第三の政党があったほうがいい。現在の無党派層の「現実に対処できる政治」に応える党である。民主や共和とくらべれば小さな勢力だが、選挙が終わった後、政治にかかわる「現実路線」勢力として国民の意思を反映させるのだ。
選挙のために極端な主張を繰り広げる今の政治の在り方は不毛である。どの道、与党になれば現実路線が主になる。極端な主張を闇雲に施行しても混乱を招くだけだ。極一部の有権者の強い主張にアメリカ合衆国がなびいていくことはあってはならない。
「強いアメリカ合衆国」は「現実にしっかり対処できるアメリカ合衆国」なのだ。それを具現化するための選挙であってほしい。そう、願ってやまない。