妄想:国内乱れれば瀬戸際に立とうとする

*****

そうやって、一蓮托生で自由を捕縛する。瀬戸際を嫌って離反しようとすれば「裏切り者!」として処罰される。黙ってついていくしかない。それが、「強権・全体主義」の社会だ。

日常の中で「死」が間近な社会。常に戦場である。上意下達の途中で妙チキリんな伝達者が介在すれば、それ以下は全滅の危険がある。直近の上位のいうことを聞くよりほかない社会。直近の上位の伝達能力に頼るしかない社会。

自分で選ぶことのできない「生きる」。「生きたい」が叶わなければ、自暴自棄となって「死」に向かって突っ込むしかない。そこまで、追い込まれる。

香港は「強権・全体主義」の中にいる。上位のいうことをはき違えないように "必死" なっている。もし、台湾が民主主義の下で「強権・全体主義」を受け入れる選択をしたとすれば、瀬戸際に引きずり込まれ直近の上位が支配する社会となる。

一見、民主主義を尊重する形を内外に示すが、内実は「直近の上位の意思を "必死" になって学び実践せよ!」となる。

いまなら、逃げられる。選択の余地はある。だが、民主主義に浸かった身は危機に鈍感である。知らない間に「自由が捕縛される」ことになる。

*****

基本的には台湾の人々の選択を尊重します。ですが、妄想が止まらない。それは、わたしの不安からあふれ出る天然色の映像なのです。あってほしくない未来。それを見てしまう・・・

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?