性を真正面から語れないから
女性の社会進出。とにもかくにも前進・前進。そうありたいし、そうであってほしいと思います。そして、子育てと社会進出は表裏一体で切っても切り離せない。女性だけが子育ての任を負わせない仕組みと仕掛けが急務です。
ただ、その前に問題が山積しているように思いました。リンクの記事の事です。男性側の無理解で生殖が思ったように進まない。子供が欲しい女性にとって、厄介な存在になりつつある男性。押せば引く、引けば放置される・・・。
「どうすればいいの」といつも問うてくる男性側。「自分で考えればわかることじゃない」、そう突き放せば自分の殻に閉じこもる男性。男性好みの静かに微笑んでいる女性でいれば、手を出してこない。手を出してくれば、乱暴で性急な行動をとり、拒絶すれば恨み攻撃さえしてくる男性。
どうにも折り合わない男女。折り合わなくても済んでしまう現代。子供が欲しい男女に、折り合える工夫が必要ですが、「やっかいなことはしなくてもいいんじゃないかな」と思ってしまう。
シングルで一生を終える人々。なんら問題はありません。よき人生であることの方が多いかもしれません。ただ、傍らに子供がいる風景も悪くはない。四六時中厄介なことに囲まれつつ、悩みながらひとつづつハードルを越える人生も、あり。デザイナーベイビーも、あり。養子も、あり。生殖行動を伴わない「傍らに子供がいる生活」。
どんな生き方も「自身を高める生き方」をしたいもの。その過程でパートナーが現れ、愛情を注ぎあい、さらに未来の子供へ愛情を二人で注ぐ。そこに夢があると思います。叶わないか、否、工夫で夢の二人が出来上がり、家族が出来上がると思います。性を真正面から語りあえる。そんな工夫から夢の二人が出来上がります。出会い語り合いお互いを思いやり必要な存在となれることを、お祈り申し上げます。
「『出産前に成長したい』 20代女性座談会 」日経新聞(下記リンク参照)