儒教の「仁」と韓国
「他人に対する親愛の情、優しさ」。喫緊の姿勢はどうでしょうか。
おそらく、映像や国際法などで様々に翻意を促しても頑強に加害を認めないのでしょう。朴輝洛(パク・フィラク)国民大政治大学院教授によると、「現場のミスや誤解があった場合、従来は現場の実務者が意思疎通をはかって再発防止策に努めてきた。(下記リンク参照)」とあります。ですが、景気がおもわしくない(下記リンク参照)現政権では、韓国国民の目を外に向けさせることしか不手際の追及を逃れる手立てが無くなっているのでしょう。現場の調整を無視して、政治の思惑で事を進めようとしているようにしか見えません。
韓国は「仁」の国。親愛の情の熱い国です。現政権が日本に対して「親愛の情」がないのだとすれば、この現象があるのは頷けます。やさしさはどうか。反論の中に「やさしさがぎりぎりみえる」と解釈したい思いがあります。そう、解釈しようと努力している間に真実を明かしてほしいと願っています。
本当は、現政権の狙いにまでつまびらかにしてほしいところ。その背景に何があったのかまで含めて、東アジアの政治のしがらみが明らかになっていけば、絡んだ糸を丁寧に解きほぐすことができるでしょう。絡んだままでよいという政治であれば、どの国が何をしようとしても絡んだまま一蓮托生でコロコロ坂を転げ落ちていく映像が頭をよぎります。
世界政治では、各々の国が独立していることが基本です。その上で友好関係や同盟が結ばれることが望ましい。何かをあいまいにしてダラダラと繋がっていると、今回の様な諍いが発生してしまいます。文化・物理・論理など様々な境がはっきりしていて、互いに尊重する姿勢が何より大切。だから、互いに踏み入らない境を互いに守ること。その相互認識が壊れようとしているのだと、恐怖に似た思いをしている次第。
「現場の意思疎通、文政権で脆弱に 」日経新聞(下記リンク参照)
「韓国、景気減速鮮明に」日経新聞(下記リンク参照)