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AIって人工知能ではありません

AI(エーアイ) = Artificial Intelligence = 人工的な知能・知性

AI、すなわち人工知能と聞くと、人間が作り出した機械でありながら思考能力を身につけてヒトと会話ができたり自ら判断して掃除をするものなどと思ってしまう人もいるかもしれません。

特にIT・パソコン関連の知識が薄い人ほどそのように考えてしまうようです。

そもそも知能って何でしょうか?

自ら思考し、自ら判断し、自ら行動する能力 それを知能と呼ぶのであれば、現在のAIと呼ばれている機械はそのような能力を保有しておらず、ミドリムシのような微生物にさえ全く及ばない存在のものです。

数年前、コンピューター VSプロの将棋棋士が対局するネット番組が放映されて、多くの人が視聴しました。(主催者発表による)

将棋盤を挟んでヒトとロボットアームが向かい合って指し手を進めていき、最後プロ棋士側が大差で負ける姿は衝撃的でした。

普段、将棋に興味の無い人たちもあの企画がきっかけで将棋を見る様になったとも言われる程影響が大きかった番組でした。

また、ヒューマノイドロボットと称する、ヒトやアニメのキャラクターの形をしてAIが搭載されていてヒトと会話やコミュニケーションができるという製品も販売されています。

時々都市部にある大手デパートなどで展示販売が行われる事があるのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

販売員と製品であるAIロボットが、あたかも気の合う友だちであるかのように会話をする様子を見せられると、ITやパソコンの知識がほとんど無い人なら、あのロボットは人間のように感情や思考能力を持っていると思わされてしまうのも無理はありません。

あの展示販売はとてもうまく(巧妙に)行われていて、販売員とロボットが息が合っていて、見ている側が ロボット側が思考や判断する能力を持っているかのように思い込まされてしまいます。

一人の少年を守るために未来から派遣されたロボット同士が争う って昔ヒットしたアメリカ映画がありましたが、あの中で描かれていたような、自ら思考し判断する能力を持ったロボット棋士やヒューマノイドロボットが開発されたという事なのでしょうか?

当然ですが答えは "ノー" です。

これまでに開発され、現在使用されているどのAIも、ヒトから与えられた演算式を計算しているにだけに過ぎないのです。
あるいはビッグデータと呼ばれる膨大なデータベースを検索して、その中から一定の法則を導き出すという処理(計算)を行っています。

将棋の例では盤面の駒の配置(局面)を数値化し、用意された演算式に基づいて数億もの局面を評価した結果、最も点数の高い指し手を導き出しているのであり、ヒューマノイドロボットは、人間側から発せられた音声を数値化(デジタル化)し、それに対してどの様な音声を返すか予め開発者によって組み込まれたプログラムに沿って計算しているだけの事です。

例えば人間側が、明日の天気は? とロボットに向かって話せば、ロボット側は音声認識技術でそれを文字化してインターネット検索し、返ってきた情報を音声化しているという仕組みです。

本来の"知能"である思考とか直感とか判断力などを機械に持たせる事ができるはずはなく、機械はどこまでいっても機械に過ぎません。

ITの世界はまだ歴史が浅く伸び代があるため、近い将来どんな画期的な技術が開発されるのか正確な事は誰にも分かりませんが、遠い未来に渡って、知性や思考力を持った本当の意味での人口知能が作られる事はない、これだけは断言できます。

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