マーケティングに翻弄される人たち
先日、依頼を受けて対応したお客様。
高齢のご夫婦(70代後半)で、スマートフォンの設定をご希望でした。
こちらのお客様、回線の契約をするために携帯キャリアに電話で申し込んだとの事なのですが・・・
自動音声で該当する番号を押して、つながるまでに15分も待たされ、毎回担当者が変わるため事情を説明して本人確認が必要で、1回の電話連絡で40分もかかるので体の具合が悪くなるという話を繰り返しされていました。
設定のためスマートフォンをお預かりしたのですが、ほとんど使用している形跡がなく、かかってきた電話の出かたも知りませんでした。
固定電話に発信するのに市外局番から押す事もご存じない・・・。
電話で勧誘されて契約したのか、はたまた知人、友人が使っているから自分も使わないと時代に遅れると思ったのか、詳しい事情は分かりませんが、このご夫婦がスマートフォンを使うのは無理がある事は明らかでした。
もちろんそんな事をお客様に伝えてはいませんが、マーケティングに翻弄されている姿に複雑な気持ちになった案件でした。