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やっと農協と縁が切れました

2024年12月31日は私にとって農協と完全に縁が切れた記念すべき日でした。
というのは、それまで住んでいた賃貸物件の大家さんが農協出身の方で、プロパンガスの業者が農協だったためそれを使わざるを得ない状況だったのですが、転居したためガスを解約し、唯一残っていた農協とのつながりがこれをもって全て無くなった訳です。
これは私にとってとても嬉しい事でした。

私は数代前の先祖から農業を営んでいる家に生まれました。
父親も農業をしていましたが、ある年齢になった時に出荷する作物の名義を私に変更すると伝えてきました。
恐らくそうした方が税金が有利になるといった理由だったのではないかと思われます。
私自身は農業はしていないのに農協の組合員になった経緯は上記の通りです。

農協という組織は農業協同組合法という法律に基づいて存在しています。
その法律によれば、農協は農家の地位や所得向上並びに農業という産業の発展に寄与する事を目的とすると記載されています。
しかし、実際は自分たちの利益が最優先であり、農家を支援するどころか少しでも多く奪おうとする組織だと私は感じています。

私は農協という組織が大嫌い。
農協とその関係者にはこれまで何度も迷惑行為を受けてきました。
強引かつ下品で野蛮な組織だと思っています。
以下に詳しく述べます。

・農協にお金を盗まれた。
既に説明した通り父親の都合で農協の組合員になり、自分名義のJAバンク口座を持っていました。
ある日、記帳すると購入していない資材か何かの代金として数万円が引き落とされていました。
親が購入したものではないかと推測されたので父に確認するとやはりそうでした。
本来引き落とすはずの口座に決済できるだけの残高が無かったので家族である私の口座から引き落としたというのが事の顛末です。
私名義の口座は引き落としで支払う手続きをしていません。
にも関わらず農協は保証人にもなっていない私の口座から無断で残高を引き落としました。
これは刑法上の窃盗に該当する行為である可能性があります。
別に引き落としで支払う予定があった場合、農協が勝手に持って行った事でその支払いができなくなったかもしれません。
これだけ見ても利用者の迷惑を全く考えていない組織だという事が分かります。

・法律を守らない。
我が家では父親から相続した田んぼがあったため、5年程前まで稲作をしていました。
稲を生育させて田植えと稲刈りは外注するのですが、収穫した後の乾燥と袋詰めはどうしても農協の設備に頼る事になります。
袋詰めが終わると連絡があり、受け取りに行きます。
収穫量は30Kg詰めで25~30袋程。
軽トラックで受け取りに行くとフォークリフトで積み込んでくれるのですが、担当の農協職員が "一度に全部持っていきますか?" と言います。
これは一度に全部積んでくれ という意味なのです。
軽トラックの最大積載量は350Kgです。
ですのでその範囲で米を持ち帰るには最大でも11袋までしか積載する事ができません。
しかし農協職員はそういった事とは無関係に一回で全部持ち帰るように促します。
これは、一軒の家に対して何度も積み込み作業を行うのでは手間がかかるという理由だと思われます。
この事例だけ見ても、農協は遵法意識が低い組織である事が分かります。

・相手の迷惑を考えない。
晩秋のある日、薄暗くなった時間帯に一台の軽自動車が我が家の敷地に入ってきました。
運転席から出てきた男性は農協職員を名乗り、〇〇さんの保険の見直しに来たと私に告げました。
〇〇さんは私の妹で、現在この家には住んでいません。
その旨を話しても帰ろうとせず、では他の方の保険の見直しをとでも言いたげでした。
私は犯罪などの危険を感じ、敷地から出ていくよう求めました。
帰らないと警察を呼ぶと伝えると車に乗って立ち去りました。
恐らく共済のノルマがあるため、本来不要な手続きをさせて手数料を稼ぐ事が目的だったと思われます。

・関係者の非常識な言動
私の実家があった地域には地名を冠した農事組合と呼ばれている団体があります。
農業が盛んだった祖父の時代に地域の農家が集まって農作業を協力しあったり情報交換などの目的で結成されたようです。
父親がこの団体に所属して旅行や飲食の会合などに参加していました。
父親が他界した数年後、この団体から会合があるので参加するように要請があったと母から聞きました。
私はこの時点でこの団体の活動目的や趣意などについて何の説明も受けていません。
もちろん入会の意思も示していません。
どういった団体なのか何も聞かされてはいませんでしたが母の顔を立ててその会合に参加する事にしました。
母は父とともに長くこの団体に参加して営農に必要な活動を行っていたので参加するべき組織であると思い込んでいました。

この団体で中心的な人物として活動しているS氏という人物がいます。
長く農協に勤務し、その後農業委員会委員などを務めた地域の農家に影響力があると考えられる人物です。
私はこの方に対して極めて横柄かつ強引かつ野蛮だという印象があります。

指定された日時に会場に行くと、常識では考えられない事が起きていました。
NOSAIという農家が入れる建物共済の一時的な職員のような役割を押し付けられていました。
組織のトップである太田市長の名前で辞令が発行されていたのです。
私は事前に何の話も聞かされていませんでしたし、当然ながらその役割を受けるとも受けないとも何も伝えていません。
そこに集まっていたS氏を始めとした人々は、私がその係を受けるのが当然であるかのごとく書類を渡すなどしてきます。
後で知った事ですが、S氏はこの共済を取り扱っている組織の役員をしていて、つまりは影響力を利用して本来自身が行うべき仕事を無関係な地域住民に押し付けて、そこから生じる報酬を自分たちだけで受け取っていたのです。
これが良識ある一般社会とはかけ離れた農協関係者のやり方です。

農事組合は参加メンバーを地域ごとに班に分けて、その中で各参加者が輪番で班長を担当するというやり方を採用していました。
つまり7人の班なら7年に1回班長が回ってきます。
最初に会合に参加し農事組合は非常識な団体である事が分かったので、2回目の班長が回ってきた時に "この団体で活動する意思はない" 旨の文書を当時の代表者に送付しました。
書留扱いで送られたその文書は郵便局から発行された追跡番号によって宛先に配達された事を確認しました。
送付した代表者やS氏側からは何の反応もありませんでしたが、これでこういった非常識かつ野蛮な団体と縁が切れたと考えていました。

その6年後、私に班長が回ってくる年になりました。
1月のある日、すでに暗くなった時間帯に軽トラックに乗った一人の男性が我が家を訪れました。
農事組合のその年の代表者でした。
書類を持参してきており、配布するように要求して私に渡そうとしました。
私は団体のメンバーではない事を伝えて受け取りを拒否しました。
その代表者はなおも引き下がらなかったので我が家の敷地から出ていくように求めると、これ以上居座ると犯罪になる事を認識したのかその場を立ち去りました。
私はこの時点で、この人たちには一般常識が一切通用しない反社のような集団である事を認識し、やむなく訴訟を起こす事を決意しました。

・舞台は法廷へ
その年の8月に裁判所に訴状を提出しました。
被告は我が家を訪れた代表者とS氏の2名。
裁判所には以下の内容を請求しました。

1.S氏及び代表者は原告に接触する事を禁じる。
2.私は農事組合とは無関係であると認定する。
3.母が支払った組合費は無効であるので返金を命令する。
4.その他(内容は省略)

農事組合は組合費と称して毎年数千円を集金していました。
集めた金銭は飲食する会合(彼らは慰労会と呼んでいた)で使われていました。
2回目の班長が回ってきた際に当時の代表者に当てて文書を送った後も組合側は母に毎年組合費の支払いを求めて集金に来ていました。
その返金を求めました。
返金額は減額されたものの訴訟は原告側の全面的な勝訴で終わり、これを持ってやっと非常識な集団から解放されました。
以上、農協及びその出身者から受けた迷惑かつ非常識な行為を紹介させて頂きました。
冒頭で述べたように、裁判所から接触禁止命令が出た事で安心して生活できる事になりました。
長文となりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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