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【レポ】食文化イベント「包丁で変わる!?本当に美味しいお好み焼き」

 こんにちは、岸和田風月堂で広報を担当している K子 と申します。
 趣味は楽しいこと探し、特技はフォロワーが開催するイベントに客として忍び込み公私混同を楽しむこと✋(*'ω'*) ←

 堺一文字光秀(一十一 ICHITOI)さんが主催される、お好み焼の食文化を包丁を通じて体感するイベントが開催されました。

こちらはその時のイベント参加レポとなります。どうぞご覧ください。 


◾️堺一文字光秀 とは

 大阪道具屋筋で70年↑、「世代」「文化」「技術」をつなぐ老舗刃物店。

 研ぎのアフターフォローもされていて、研ぎのプロが5種類以上の砥石を使って手研ぎで仕上げているそう。

きしふうもお世話になってます

 店舗2階が一十一 ICHITOIイベントスペースになっており、食に関して見知る催しをされています。


◾️「包丁で変わる!?本当に美味しいお好み焼き」


 1月19日、一十一 ICHITOIにて「包丁で変わる⁉本当に美味しいお好み焼き」イベントが開催されました。

 日本コナモン協会の 熊谷真菜 会長とクッキングエンターテイナーの 大西哲也 さん、堺一文字光秀 三代目社長の 田中諒さんによるご挨拶とトークライブからはじまります。

賑やか

 会長のコナモン愛、止まることを知らない。そして観覧者の気持ちを代弁してくれているように質問や合いの手を入れてくれる大西さん。聞いていて飽きない(すごい)

 コナモンをもっともっともっと発信したい!という熱い気持ちが伝わりました。


 続いて、キッチンスタジオで実演です。


◾️コナモン文化と泉州の関わり


 大阪のお好み焼き市場に使われるキャベツは、泉州産の品種「松波キャベツ」がほとんどとのこと。お好み焼屋さんから指名買いされるほど絶大なる支持を得ている松波キャベツ。

 春は泉州玉ねぎ、夏は泉州水なす、冬は松波キャベツと泉州野菜ブランドのひとつに並びます。岸和田の道の駅にも置かれているそうなので、チェックしてみたいですね。

 今回イベントで使われたのは泉州泉佐野市の江戸時代から続く10代目 射手矢さんの松波キャベツ。

射手矢農園の松波キャベツ


 右が一般サイズで、左がプレミアムサイズ。大玉で葉っぱもぎゅっと詰まっています。

見てくださいこの芯

 それが松波が芯まで甘いという特徴だそう。

 持たせてもらったら重かったし、葉っぱ試食したら生でも甘かった。

千切り

 よく切れる包丁を使うとキャベツの繊維が立っていて、切れ味からシャキッとしているのがわかります。私が家庭で作る時はもっと押しつぶしたようになったような…?(包丁使い古しすぎなのかも)

 こちらは芯までさくさくすぱすぱ切れている。なにより音が良い。これは期待大!

生地を混ぜたらすぐ焼こう

 生地を混ぜたらせっかくのシャキシャキが べちょ、とならないようにすぐ焼くのがミソ。

 テフロンのフライパンにゴー。

家庭でできる具材と道具で作ってくれるの助かる

 ソースとマヨネーズとかつお粉と青のりの風味が会場内に広がります。

 ソースが焼ける香りと音はお腹を空かせますね。

◾️検証と実食

 千切りはしっかりとキャベツの食感がしっかり残っているけど歯切れがよく、かつおやソースと合って腹持ちもよさそう。

 みじん切りは生地に包まれてふわふわで、おだしの甘みやかつおの風味が強く感じられて優しい口当たりに。

千切りとみじん切り

 同じ作り方でも違いがはっきりしていました。

 私はキャベツがシャキシャキしてソースが絡みやすいお好み焼きーって感じで、千切りが好みかも。どちらもおいしかったです。

◾️帰るまでがコナモンイベント

 試食後、感想をシェアさせていただいた際に『私の家では子供の頃からお好み焼きをヘラで押し付けて焼いたり、表面をヘラの角で刺していました(空気を入れていた?)』とお伝えしました。

 今も家で焼く時はそういうふうにして食べているし、理由わからないままザックザク表面をヘラでさしています、と少し失敗談のような調子で話してしまったんですが、熊谷会長は

「すばらしい。食べ方やり方に正解・不正解はなくてそのご家庭の味、文化がまさしく生きた(活きた)食文化なんです」

 響いた__________コナモン愛なめてました。そしてめちゃくちゃ嬉しかった。

 これからは迷いなくザクザクします。ありがとう、会長。

協賛企業さまからおみやげいただきました

 トークライブ、調理の観覧、試食、レシピ、おみやげ(マヨ・ソース・お好み焼き粉、じゃんけん大会勝者はキャベツも)が500円のイベントってなんだ。豪華すぎるだろ。

本当にありがとうございます。

◾️さいごに

 堺一文字光秀 三代目社長の田中 諒さんは以前このように仰られていました。
「『一十一 ICHITOI』を通じて、食や道具に関わる人たちと共に、体験と対話を通して日本の食文化や道具文化を再評価し、研鑽し、世界に発信していきたい」

 文化と技術と生活を交差させていく事。
 その日々が幾重にも連なり、何十年、何百年先に歴史という形で残せていけるようになるのだと背筋をのばせたイベントでした。

 そういえば、大阪のお好み焼き愛好家の間では千切り派とみじん切り派で熱い議論になることもあるみたい。
 きのこたけのこみたいな?たくさん人集めて投票式のイベントとかあったら楽しそうですね(本気度がすごそうだけども)

 最後までごらんいただき、ありがとうございましたଓ꒰ू๑͒•౪•๑͒꒱


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 大阪府岸和田市にある「岸和田風月堂」では、多数の和菓子を製作して皆さまのご来店をお待ちしております。
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