フラワーアレンジメントを習って海外でウェディングブーケを作った話
結婚1周年を迎える少し前のこと。
私たち夫婦は、ちょっと遅めの新婚旅行へ。
新婚旅行といえば、ハワイやバリ島、フランス、イタリアなど、海が綺麗なリゾート地やヨーロッパを選ぶ方々が多いかもしれません。しかし、私たちが選んだのはアメリカ。それもラスベガスとロサンゼルス。正直、どういった流れで旅先がアメリカに決まったのかあんまり覚えていません…
私も夫も結婚式を挙げることに興味がなく、でも新婚旅行は行きたい。海外がいいよね〜!ということで意見が一致していました。結婚式は挙げないけれど、せっかくだし「海外でウェディングフォトを撮って思い出に残しておこうか」、という話になり、新婚旅行&ウェディングフォト撮影という一大イベントが決定したのです。
ウェディングフォトの撮影地はロサンゼルスにある植物園とベニスビーチ。ウェディングドレスは国内でレンタルして、アクセサリーはどんなのにしようかな、ヘアメイクも頼めるのかな、ウェディングブーケは……
ウェディングブーケは……??
自分で作れるな!?!?
そう、私はフラワーアレンジメントを習っており、なんならちょうど新婚旅行前のタイミングで「ブーケロン」という、フレンチスタイルの基礎である半円球型をしたウェディングブーケを学んだばかりでした。
こんな絶好のチャンス、逃すまい!と、やる気満々。
撮影を依頼したアメリカ在住の日本人のカメラマンさんが、造花のブーケを用意してくださるとのことだったのですが、「ブーケは自分で準備します」とすぐにメールを送りました。
そして新婚旅行へ。わくわく。
ロサンゼルスに到着後、レンタカーを借りてまずはギラギラとカジノで煌めくラスベガスへ向かいました。
数日ラスベガスで遊んだ後、ロサンゼルスに5時間かけて戻ります。日本では見かけないようなでっかい車、シボレー。お世話になりました。
予定をぎちぎちに詰めていたので、本当は現地のお花屋さんに行きたかったのですが、ロサンゼルスにあるスーパーでお花を調達することに。
大学時代に英語を学んでいたのですが、社会人になってからは外国人に道を尋ねられたらどう答えようとドキドキしながら歩くほど疎遠になってしまった私。
拙い英語を駆使してなんとかいい感じの花材をゲットしました(拍手)。
購入した花たちを両手に抱え、宿泊先のホテルに戻って、制作スタート。
ブーケは持ちやすいように茎に角度をつけず、真っ直ぐに。茎は綺麗なスパイラル。
ブーケの完成です!!!
そしてそのブーケを持って撮影した写真がこちら↓↓↓
Photo by 竹部茂教さん。
カメラマンの竹部さんは本当に気さくな方で、カメラを向けられることが苦手な私たち夫婦も終始ニコニコで楽しい時間を過ごすことができました。
あらためて、素敵な写真をありがとうございました!
花を好きになってから密かに願い続けていた「海外で花を束ねる」という夢が、まさかこんな形で実現するとは思いませんでした。
自分でできることが増え、またひとつ世界が広がった気がします。フラワーアレンジメント習っていてよかった。
いつか花に関わる仕事ができるように少しずつ頑張るので、応援よろしくお願いします。