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商品がお店に並ぶまで その2

前回からちょっと時間が経ってしまいましたが、前回の続き。

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前回は全体の流れをさらっと説明しましたが、文章だと解りづらいと思うので、昔作った研修もどきの資料を引っ張ってきた。

こんな感じでものづくりを行うということが理解できればと思います。

では、流れに沿って

1.企画

画像中の構想、企画にあたります。そのまま。

商品企画部というような部署があったり営業も兼ねていたりと、色々な形があると思いますが、こんな製品を世にだそう。面白いものを作ろう。と夜な夜ないろんな商品を考えます(不思議なことに、儲かりそうだからこういう商品を作ろう。ではなかなか思ったとおりに売れません)。

業務内容は、下記を決めて商品を世に出すことに他なりません。

・商品コンセプト(どんな機能を乗っけてどう使ってもらうか)、

・購買ターゲット(年齢層や職業層など)、

・発売国(日本だけか、全世界に売るか)、

・目標売価(ぼったくるかw、赤字覚悟か)、

・生産期間(いつまで生産するか)、

・生産台数(生産の終わりまで何台作るか)

など。アイディアだけでなく商品トレンドの読みや数値化、イラスト等で具体化する能力が求められます。もちろん、営業やマーケとの情報交換をしたり、しばしば設計部門(実際に商品を作る部門)からの突き上げを食らったりします。企画の仕事は結構泥臭いので、新しい商品を考えるだけと思っている人は考えを改めたほうがよいと思います。

ある程度形ができたところで、設計部門と喧々諤々の意見交換を行い、世に出せる仕様が固まったら部長/部門長/事業部長/プレジデント等、偉い人の承認というハンコリレー後に実際に設計へと移ります。この情報がないと設計部門は何もできません(この時のドキュメントがISO9001でいう設計開発へのインプットになります)。

以上が企画の仕事です。実際に企画担当の人との雑談、商品導入打ち合わせや企画からの配布資料から読み解いた内容です。実際はもっと色々とあると思います。

ちなみに、かつてのVAIOデスクトップは下記のようなコンセプトでした。

RX/RZシリーズ:ビデオ編集オヤヂ向け。

L/LXシリーズ:オサレなデザインでOfficeなどちょこちょこっとやりたい人。

Jシリーズ:VAIO入門

MX/MXSシリーズ:PCでもオーディオにこだわりたい人

W/Vシリーズ:PCっぽくないPC(だったかな? あまり関わっていないのでよくわからない)

VAIOノートはラインナップが多すぎてよく解らない。

以下余談。
デスクトップ部門のトップがTさんからIさんになった時に何とか戦略部という何の仕事をしているのかよくわからない無駄な部署ができてたな。Iさんも動こうとしないで基本丸投げな人だったし。えぇ、ディスってます。

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