三陸特(第三級陸上特殊無線技士)免許取った
久し振りの更新。
訳合って三陸特の免許を取りました。グレードとしては、大したことでは無いですが。
ことの発端
2020年の10月半ばに部長から
「今後のビジネスでローカル5Gとかドローンとかやるかもしれないから、三陸特の免許取らなきゃね」
という雑談をし、調べてみると2月に試験があることを確認。
色々調べてみると、1215MHz以上で空中線電力100W以下の電波を飛ばすことができることができ、ドローンは5.7GHz、ローカル5Gは28.2GHzなのでカバーできることが判明。
持っていれば色々な意味で動けるようになるので、免許を取得することに決めました。
国家試験にするか、講習会にするか。
下記の参考書を買ってパラパラっとめくり、4アマと同じくらいかなと判断して国家試験を受ける方に決めました。費用も安いので。
勉強法
4アマと同じくらいと判断したものの、4アマの試験を受けたのは30年ほど前の高校生のときで法規なんぞすっかり忘れているので、参考書を見ながら再勉強をしました。
試験日は2月で勉強を始めたのが11月頭なので、逆算してスケジュールを立てました。
11月、参考書を見ながら法規と無線工学の要点をルーズリーフにまとめる。
12月、1月は過去問をひたすら解き、間違えた問題やあやふやのところを参考書で確認、参考書の解説がよくわからないところはネットで調べる、をひたすら繰り返しました。
試験日
いろんなWebで体験記などがあるので、当日の模様は省略。
私は下記にて受験しました。場所はテレコムセンターの近くで、都産技研に何度も通っていたので下見は行いませんでした。
https://www.bigsight.jp/organizer/buildings/time/
会議室に入って諸注意を聞いたあと、試験官(?、多分JARLの人だと思うけど)下記やり取りに心の中でツッコミをいれました。
「試験場所を確認してください。場所が晴海(エマチュー)の人はもう時間がないので、そのまま試験を受けてください。」
入試や他の試験なら一発アウトだろうなと思いつつ、そういうの可能なんだと思ってました。
もちろん、試験場所はちゃんと確認しましょう。30年前と違ってGoogle Mapという文明の利器がありますので。
自己採点結果
終わったあとに、日本科学未来館の前のベンチで試験問題と過去問を照らし合わせて答え合わせ。
法規は12/12、無線工学は11/12(うち2問は微妙)な結果でしたが、後日発表された回答で答え合わせをし、法規は12/12、無線工学は11/12と合格ラインの点数がとれていましたので、あとはマークミス、読取りミスが無いことを祈っていました。
結果
最初の通り無事合格。
久しぶりにガチで勉強したのでちょっと疲れましたが、合格の文字を見て一安心。
合格通知書を受け取って即免許証の申請を行いました。
最後に
いくら取りやすい資格とはいえそれなりの理解を問われますので、勉強せずに一発勝負とかは避けたほうが無難です。さすがに3ヶ月だと残り1ヶ月はダレたので、1.5ヶ月~2ヶ月くらいで十分かと思います。
ただ、専門用語(空中線とか)が出てくるので、予備知識がない方はそれなりに期間を取ることをおすすめします。
以上
4アマと比較して(大したこと書いていないので読まなくても良い)
無線従事者としてこれでいいのか? というのが個人的な感想
無線工学も基礎的な概略を問う問題がメインで計算問題は合成抵抗/容量を問うものだけ。
2つの抵抗orコンデンサが直列、もしくは並列接続されてしかも同じ定数なので、わざわざ公式に当てはめて解く問題ではない。
4アマでは共振周波数やSSBなど、周波数に関するそれなりに深い理解を問う問題があったけど、三陸特では特徴(ほとんどVHF帯)を問う問題。
法規はアマチュアでは無いので、法律で決まっている具体的な数値を覚えているか的な問題がメインで、アマチュアにあるCQCQCQとか非常非常非常とかそんなものはありませんでした。
免許状のの更新タイミングがアマチュアと業務用では違うので、無線局を開設するときはちゃんと確認したほうがよいと思います。免許状の期限、更新は試験にも出るところです。