ねこむらからサエさんへ 12/16 好(ハオ)!!!
好!!!←積極的に使っていきましょう。
師も走る月。もう半分すぎちゃいましたね。
ということで。今回は12月8日(木)ソワレに上演された蒼穹の昴の新人公演の配信感想と、そうだ、その前日に観たミュージカル・東京ラブストーリーの感想を書きます。
ミュージカル・東京ラブストーリー
私はお兄さんお姉さんキャストの、空チームを見ました。豪華キャスト。
賛否両論あったようですが、私はとても楽しめた…勝因は、事前にいろんな噂を聞いていたので、どういう所を見たら楽しめるかが分かっていたためだと思われます(事前チューニング)。
廣瀬祐介くん扮する三上が今までの女性遍歴を歌う「56人の女たち」とか、1幕終わりの笹本玲奈ちゃん扮する赤名リカの歌い上げ曲(素晴らしい)とか、柿澤さん扮するカンチの今治タオルプレゼン歌(ブイドイみたいと言われている←リンク先はオススメ・ブイドイ)とか、ねねちゃん扮するさとみと赤名リカの、前向きに進もうと想いを乗せるデュエット曲とか。
ミュージカルとしてよくできてるな、って感心しました。そりゃキャストがとても良いですもんね。
ただ、お友達とも話してたんだけれど、グランドミュージカルみたいな壮大な曲もある中で、ストーリーが…とても狭い半径のめちゃめちゃ密度が濃い恋愛物語(しかもセリフが古い)ってところのアンバランスさが気になったところです。リカは東京みたいな女って、いやどんな時代のステレオタイプなの。
やはり…なぜ今、東京ラブストーリーなのかってところでしょうね。
このホ〇プロの某プロデューサーさんはたぶん私と同じ年なので、なんとなくこれを選んだ感覚というのも分からないでもないっていう自分自身も自覚しておりますが。
あと、最近は宝塚ばかり見ているので、外部(という立場じゃないけれど)のミュージカルの出演者の少なさと、舞台装置のシンプルさにも少し驚いてしまいました。今回の登場人物のお衣装は2018年当たりが基準らしいけれど、もっと古く感じるかなあ。
今年みた「四月は君の嘘」も同じだったけれど、まあ、なんというか現代劇だとそのあたりにお金かけるよりも、ミュージカルらしい想像力を補う舞台装置のが良いのかな。
蒼穹の昴の新人公演
これは(もちろん)配信で観劇。ほんと新人公演を配信してくれるようになって好だよ歌劇団!
研3のかせきょ君が初主演です!おめでとうございます!
ODYSSEYでも与えられた役を見事に務め上げたエースなかせきょ君、本公演の最初の辺りは、ちょっと声が通りにくい?低い声出しにくいのかな?という感想でしたが…いやはや新人公演では見事そのあたりもクリアされてて、華も才能もあるしさらに努力の人なんだな…と感心いたしました。
あとやっぱ咲ちゃんと似てますね。咲ちゃんとはまた違った感じのジェンヌさんになりそうではありますが、今後も色んな所を吸収してどんどん素敵に成長していってほしいです。
初主演作品を観ることができて感謝。
そのほかの下級生さんたちも、本当に皆上手だった…!レベル高かったです!すごいすごいと言いながら見ていました。
(というか配信見ながらサエさんとLINEしてたネ)
特に、順桂役ののりぴー。
どちらかというと可愛らしい系の役が似合うなって思っていたけれど(心中・恋の大和路だとアイドル系丁稚だったし)、なんとやら、あの重厚な佇まいを必要とされる順桂の役を見事演じていて、驚きでした。
銀橋ソロも上手だったー!できる子…!今後も期待して応援しています。
あとは、さんちゃん李鴻章は、声だけ聴くとかちゃと見分けつかないなと思いましたし、心中・恋の大和路組もみんな大活躍でしたし(愛羽あやねちゃんの白太太もすごいぞ)、
下級生の推しの月瀬くん袁世凱、本役のまなはる袁世凱はタンストン処刑のときにあんなに笑ってなかったぞ?というわっるーい袁世凱がカメラに抜かれてて好!。
あとそうそう、岡さん役の苑利香輝くん(勝手にエンリコ君って呼んでたけれど、愛称になかった…)、声も安定してて上手なのになんとまだ研1の108期ってのにビビりました。
ほんと才能あふれる新人公演でした。雪組の未来は明るいですね!
しかし、1本物でもあれだけ密度が濃い1作品をさらに縮めるのに、面白い縮め方してましたよね。
楊先生ナレ死&1幕最盛り上がりの昴よを丸々省くっていうアイディア、誰が考えたんや…(褒めているけれどやっぱり残念)。
そして幕前の説明で進む作品って某先生のようだったけれど、今回はあれがあることによってミセスチャンあたりの流れの分かりやすさが抜群でしたし、それぞれの役者の出番も多くなっていたので、やはり使い方次第かなと思いました。
今年のまとめは次回します。
面白くて良い作品をたくさん見られて、今年も良い年でした。再見!