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無勉強で国連英検A級に合格した16歳が、2次試験の様子をシェアします

英検一級3回合格・TOEIC満点、日英バランスバイリンガルのKOTAです。
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英検1級を3回とってしまった(日本英語検定協会 奨励賞 受賞資格に足る)ので、国連英検を受けてみました。国連英検は、上から順に、特A級、A級、B級、C級とあります。KOTAの住む札幌ではA級までの受験しかできなかったので、A級を受けました。本記事では合格までの様子をシェアします。


1次試験の様子

市内の某語学学校で行われました。国連英検の受験者数が少ないらしく、A級は4-5人程度。会場(教室)に入った瞬間に、係員の方に「お、KOTA君だね」と声掛けされるほどの規模感アットホームさでした。
KOTAは(例によって)無勉強で受験したので、問題内容は「こんなん知るか!」と言いたくなるものばかりでしたが、インターで教わった社会教科一般の知識と普段視聴している英語の時事ニュースのおかげか、ギリで1次試験を合格出来ました。

1次試験に合格したのはKOTAひとりだけ!?

1次試験の結果票(合否通知・成績票)を受け取る数日前に、国連英検運営からKOTAあてにEメールが届きました。
「1次試験合格おめでとうございます。札幌で2次試験を受けるのはKOTAさんだけなので、会場準備のために、本当に受ける気があるのか事前確認のメールをしました」(実際はもっと丁寧な書かれ方でした)

「えー、そんなことあるんか」と思いつつ、2次試験受験の意思を返信して、受験準備シートを作成してEメール送付し、2次試験をむかえました。

国連英検A級2次試験の内容

2次試験は、市内の某語学学校で、東京にいる英語ネイティブの面接官の方とZoomを使用して行いました。簡単な自己紹介のあと、「現在の世界の問題で興味を持っているものはありますか?」と聞かれて、私はロシア・ウクライナ戦争、ミャンマー内戦、日本円の価値の下落に興味があると答えました。面接官から、それぞれの出来事について知っていることを説明するように指示されて、私はロシア・ウクライナ戦争と日本円の価値の下落の2つのトピックについて答えました(スピーチをしました)。

(以下は、ロシア・ウクライナ戦争のやり取りの一部です)

INTERVIEWER: So you said that you were interested in the Russian invasion of Ukraine. Could you tell me more about it? 

KOTA: Yes of course. So from what I know, the 2022 Russo-Ukrainian war is a continuation from 2012, or 2014, I believe? Yes, the 2014 annexation of Crimea. Russia claims that the Ukrainian land was theirs and that was one of the main reasons the conflict began. Ukraine is being supported by the Western countries, mainly by the NATO countries and the US. They send Ukrainian ammunition, weapons, and also humanitarian aid. Russia on the other hand, is struggling from being under-equipped. Although they claim to have the 2nd strongest military in the world, the reality is, that most of their military equipment is from the 1950s, 60s, and 70s - the Soviet era. Most of these, say, tanks, are not serviceable anymore. Soldiers are given fake kevlar vests explosives, and rusty AK-47s, which in turn gives the soldiers low morale. I think that is the major reason Russia is struggling to take control of such a small country like Ukraine. 

2次面接の印象と感想

私がそれぞれの話題に関する説明を終えた後、面接官から追加の質問はありませんでした。普通に会話をした感じでした。これで面接は終了とされ、全体で約5分ほどの簡単で短い内容との印象でした。
面接(スピーチ)の際のアドバイスとしては、(ニュースやデータなどに基づく)事実と、話者(自分)の視点を、混同させずに、両方を用いて説明すると良いと思います(英検1級のスピーチと同じです)。

国連英検A級合格の対策法

例によって、KOTAは無勉強(以下に書いたことはしていません)で受験会場に行き、会場ではじめて試験問題を見て「こんなん知るか!」と思いながら(エンピツ転がしこそしませんでしたが)、1次試験はギリ合格というありさまでしたので、大きく言えることでありませんが…

日本語のできる方:

「重箱の隅をつつく」ような問題が多く出ますので、国連の歴史と活動について網羅する本を1冊読んでおくとよいのではないかと思います。

日本語に自信のない方:

UNのページを直接英語で読めばよいと思います。

KOTAは、普段から英語で、YouTube、Vox、Channel 4 News、その他のインサイダージャーナリストのチャンネルを視聴していました。これらは、世界中で起きている出来事について素早く簡単に知ることができる方法です。加えて、インターで教わった社会科の知識で合格しました。

英語自体は、A級、特A級とも難しくはないので、国連の活動と時事問題について、多くの知識を持っていることが重要です。

(1次「重箱の隅をつつく」をパスすれば、2次はそうでもない、という印象でした)

合格通知の封筒は小さい

英検では、合格の場合は合格証が入っているため、大きな封筒で送られてきて一目で合格とわかります。国連英検は、合格の場合は認定カードが封入されており、普通サイズの封筒で送られてくるので、一見して合否はわかりません。英検のような大きなサイズの合格証やホルダーが欲しい場合は、別料金で注文します。

免許証サイズのカードです

国連英検特A級に合格するメリット

今回KOTAが住む札幌で受けられる最上位級がA級(上から2番目)だったので、A級を受験しました。今後特A級を受験するかは未定です(たぶん受けない)。

国連英検は、国連とは無関係の民間試験です(外務省の後援はうけています)。特A級資格者は、外務省や国連職員、JPO派遣制度に応募する際などに、資格を考慮してもらえるそうです。

特A級の受験地は東京と大阪に限られます。
今のKOTAにとって、これからUNのページを読み込んで、東京まで1回ないし2回行くかと言われたら、微妙です。
(ほかにもIELTSとか受け始めなければならないので)

実際、特A級をとって外務省や自衛隊関係の何かに応募する人はごくまれだと思いますので、多くの方にとっては趣味に近い試験という位置づけなのではないかと思いました。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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