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事実と感情を混ぜてはいけない

最初に、この記事は印刷所や発言者を批判する目的では記載をしていません。同人界隈を騒がしているし、私の考えもメモしておこうと思っただけです。

まず、ざっくりこの件を一言でまとめると以下に集約されると思います。

とある印刷所が作ったアクリル商品にひび割れが生じとという注意喚起ツイに対し、企業が声明を発表したけど企業声明として不適切で再炎上した

で、それに対して記述に対して本人や他の人から批判があったけどこのままにしておきます、とご丁寧に追記までしているので、今後また表記は変わる可能性がありますが、一旦は3/3時点で公開されている情報を元に私の見解を述べようと思います。

と言っても私が述べたいことはただひとつ。
事実と感情を混ぜた文章を出してはいけない』これにつきます。

企業が出す報告書や経緯説明には『お気持ち』は要りません。基本的には事実を述べ、謝罪に値するのであれば謝罪をする。それが重要です。何があったからとか言い訳を知りたいわけではなく、知りたいのは『何があったのか』という事実のみです。

今回のケースでは、時系列に起きたことを並べていたところまでは良かったのですが、最後の段落で述べていた文章に悪いところが全部詰まっているな、という印象です。
特にここの追記の部分です。

※本記述について企業のコメントとしては不適切であると多くの批判をいただきました。ご指摘のとおりであると反省しています。本記述を削除すると、それはそれで批判されますので、恥ずべき内容ですが自らへの戒めとして残しております。ご本人からの申し出があれば、本記述は取り下げます。

まず炎上の初手として最悪の『事実と感情を混ぜた文章の発信』をした上で、『企業のコメントとしては不適切であると多くの批判をいただきました』というコメント。ここは『企業のコメントとしては不適切であると多くのご意見を頂戴しました』と記載した方がよかったでしょう。ほとんどの意見が批判だったとしても、ご意見と書くのが普通なのではないでしょうか。

おそらく本件は謝罪するに当たらないと思って文章を作成したのだと思いますが(ちがったらすみません)、お気持ちを書かず「お客様にご心配をおかけしましたことをお詫びいたします」でとどめておけばよかったんだろうなぁと思います。

この炎上をきっかけに、炎上鎮火に感情を入れてはいけない、ということを学べました。本件、平和に終わるといいですね。

以上です。


3.6追記
企業サイトに改めてのお詫びが掲載されました。お気持ち文章は取り下げたようで、発端のお客様とも和解されたようで何よりです。
アクリル製品って難しいですよね。

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