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世界が変わった日
こんにちは。K-baraです。
今回も私の病歴について。
※症状など医学的な内容は、私の個人的な体験に基づいています。体調に異変を感じた時は医療機関にご相談を。
※疾患の概要については、リンクを貼ってますので、そちらを一読していただけると幸いです。
次回以降ですが、病気と付き合う中でのちょっとしたエピソードも短い記事でアップしたいと思います。
あんまり長い記事ばかりですとしんどくなるので笑
本日は、前回の続き。脳下垂体腺腫が見つかり、先端巨大症の疑いも出てしまったK-baraは諸々の検査のため、入院することになったのでした。入院前は、まあ大したことはないだろうとタカを括っていたのですが、検査では思いも寄らない結果を告げられるのでした。
1.病気の経過等
【2018年】
5月7日~ 血液内科に入院。レントゲン、MRI、CT、超音波エコー、ホルモン検査、胃カメラ等ありとあらゆる検査を受ける。
5月10日 脳神経外科の主治医から手術の概要説明。
5月16日 腎細胞がん、甲状腺がんにもかかっていることが発覚。
5月17日 内科の主治医から、最終的な検査結果がまとめて説明される。改めて先端巨大症(正式名:下垂体性成長ホルモン分泌亢進症)、腎細胞がん、甲状腺がんの3つにかかっていることが告げられる。改めて、今後の手術を含めたスケジュールを説明され一時退院。
5月18日 泌尿器外科、耳鼻咽喉科を受診。手術についての説明を受ける。結局、左腎臓と甲状腺を丸ごと摘出する旨告げられる。
5月21日 脳神経外科に入院。
5月22日 脳下垂体腺腫の手術を受ける。
2.ガンの告知
①何でガンがみつかった?
検査入院も色々ありましたが、最大の事件はがん発覚ですね。病歴にはしれっと書いてますが(笑)。内科の主治医からは、「先端巨大症って成長ホルモンが過剰なせいで、健常者よりも腫瘍にかかるリスクが高いの。だから、時間の許す限り全身調べましょう。まあ何かあっても大抵大腸のポリープぐらいですけどね。」ってなフラグ感満載の説明でした。結果的にこれが超ファインプレーで、がんの早期発見につながったと言うわけです。
②ガンの告知ってどんな感じ?
私の場合は、検査のスケジュール等色々組んでくれた内科の主治医からでしたね。
内容的にはこんな感じでした。
病室にすっと入ってきて開口一番、
医「ご家族の方って、すぐ連絡つきます?検査結果でお伝えしたいことがあって。」(明らか昨日までの雰囲気と違う笑)
私「???何か見つかったんですか?」
医「うーんとね、腎臓と甲状腺に良くないものが。」
私「え、何ですか?もしかして・・・がん?(冗談のつもり)」
医「はい。詳しくは親御さん同席で・・・。」
私「・・・。!!!!!?????」
その後はあまりはっきりと覚えてないんですけど、翌日に母親がきて一緒に説明を受けました。要約すると「腎臓(左側)と甲状腺にがんが発見(確定ではないが、ほぼ間違いない)。すでに担当科と連絡を密にして、切れ目なく最後まで責任もって治療していくので安心してください。もちろん、先端巨大症の治療も継続して行います。」でした。そもそも自覚症状もなく、手術で何とかなる大きさだったので、これもかなり幸運だったと思います。
ちなみにその日の夜は、ほとんど眠れませんでした。異様に感情が高ぶって、悲しいとか怖いとかの言葉では説明できない状態でした。ただ、なぜだか勝手に涙が出てきたのを覚えています。おそらく脳が意識とは無関係に、私の興奮状態を感じ取って反応したのだと思っています。不思議なことに、翌日は「さあこれからどうしようか。とりあえず上司に電話して・・・。」と以外と冷静でしたね(笑)。
3.先端巨大症の自覚症状
ガンの話が続いたので、先端巨大症のことについて。視力が低下したという話はしましたが、他にも色々と身体の不調はありました。
手根管症候群→手の中指&薬指の痺れて鞄もまともに持てない。
膝痛→痛みで正座ができない。
血糖値の異常→異常な空腹感に苛まれる。
問題なのは、これらが他の原因等に埋もれてしまって、先端巨大症にすぐに結びつかないことですね。手や膝の痛みやしびれは、単なる使い過ぎ、空腹感は単に自分が大食いなだけといった風に。でもこれらの症状って、実は成長ホルモンの過剰分泌によって引き起こされていたんですね。関節の痛みは、軟骨が増殖して神経を圧迫してたから。血糖値もメカニズムはややこしいので省略しますが、高血糖になり、糖尿病のような状態になっていたいった感じですね。
4.次回の予定など
今日は、少々ヘビーな話になってしまいました。すみません。
この辺の話は、中々ポップな感じには書けないのでどう伝えるのかいつも悩みますが、これからのことを考えると避けては通れないので。
読んでくださった方、ありがとうございます。
最後になりますが、リンク先のホームページから、こんな病気もあるんだなあと知ってもらえたら幸いです。
次回は、今回とは打って変わって、K-baraが入院中持ち込んで良かった便利グッズなどを手短に紹介しようと思います。