『おっさんずラブ』があるだけでこんなにも日々がきらめくのか…(1話と2話の話)
おっさんずラブが傍にある日常が本当に幸せ。4年間、私の人生に足りなかったものはこれだったのか!!というくらい日々がキラキラしている。恋だわ。
常におっさんずラブを摂取していたい…。頭にシーンが浮かんだら、息をするようにTVerを開いて再生しちゃう。こんなに死ぬほど見てるのに、1週間に1回新しいおっさんずラブが生み出されることに全然慣れない。あと7話もやるんですか?正直まだ都合のいい夢だと言われても、「ですよね〜」ってギリ信じてしまうくらいには現実感がない。
リアルに金曜日の23:15を指折り数えてる。あと何日寝たら、おっさんずラブだ、あと何時間で始まる!あ、あと1分だ!!って言いながら過ごしてる。始まる前とか軽くスキップしてる。連ドラでリターンズしてくれたおかげでQOL爆上がりです。ありがとうございます。
1話も2話も春田と牧の成長をひしひしと感じた。春田は牧に怒られても言い返さないし、反省もする。牧も嫌なことを溜め込んで、逃げ出したりしない。ちゃんと春田へ言葉にして嫌なことを伝えられる(牧は2018年版も劇場版も爆発するとすぐ家を出ていこうとしてましたからね!!)売り言葉に買い言葉で喧嘩しないだけで、ものすごい成長だね。
一緒に生きていこうと決めた2人だから。ありがとうとか、ごめんとか、ちゃんと伝え合って同じ方向を向こうとしてる。離れるという選択肢が2人にはない。
私は結婚とは、法的拘束力があるないに関わらず、同じ方向を向いて生きていきましょうねという約束だと思うんです。ただ、他人同士が同じ方向を向いて生きるってすごく難しいし、大変。だからこそ春田と牧という性格が正反対の2人が一緒に生きようと約束して、不器用に歩み寄る姿が愛しくてたまらない。恋をするしないも結婚するしないも自由だけど、おっさんずラブを見ていると誰かと生きようと決めた気持ちって素敵だなと思ってしまう。
2話のラスト、若干照れたように結婚式します?っていう牧くん最高だった。ふと、春田さんの笑顔を思い出して、喜んで欲しいなって思ったんだよね。そもそも春田さんが当たり前のように牧くんの意思を尊重して、結婚式しないって言ってくれたのもとてもよかった。自分を尊重してくれたから、次は相手を尊重する。2人の行動からは、あなたの笑顔が見たいという想いが伝わってくる。
笑顔が見たい、悲しむ姿を見たくない、そのために自分にできることをする。これが誰かと生きていくということなんだよね…。
そんなふうに人が人に向ける愛情の尊さを見せてくれるからおっさんずラブはやめられないのです。そうやって歩み寄って生きていく2人があと7話も見れちゃうんですって…。前世の私はどれだけ徳を積んだの??ありがとうございます(おっさんずラブの続編が決まってからすぐお礼言っちゃう。)
そしてこの細やかな感情の変化を田中圭と林遣都がしっかり表現してくれて、そのお芝居が際立つ演出をしてくれるところがおっさんずラブが最高すぎる点なんですよ。
相手が愛しくて、だから悩んで怒って、喜ぶ。色とりどりの感情が手に取るように見えるから、心を動かされてしまう。俳優として田中圭、林遣都の2人が好きなはずなのに、春田と牧として見ちゃう。表情とか間とかが秀逸だから、倍速視聴やながら見をせずに、じっくり表情を観察してほしいのです。