【写真詩】わたしはわたしをゆるします
頼って すがって 必死になって
そこに行けば幸せになれると思ってた
行けども行けどもたどり着けない
溺れそうで 息ができなくて
どんどん自分から遠ざかる
苦しくて ただ 幸せになりたくて
闇をさまよう
深く堕ちて もう重たくなりすぎて
頼っていたもの すがっていたもの
守ろうとしたもの
怖いけど…
全部捨てた…
そうするしか…
もう…
暗闇の淵には
自分しか残らなかった
………闇から光が走った!
わたしを守ろうとする力が
光になってわたしを包む
わたしの中から
探していた何かが溢れだす
世界は変わっていないのに
景色が変わって見えた
わたしの中に
もともとそれはあったのだ
わたしの見ていた世界は
わたしの造った世界だった
誰のせいでもないから…
わたしはわたしを責めないと
心に誓い歩き出す
もうあの場所には還らない