音楽なんて所詮
梅の花はいつしかこぼれ落ちて桜の花もいずれ散って梅雨時の雨がいずれ朝顔の花々を艶やかに彩るだろう。
そんな夜にふとした気分で、メロウな曲を垂れ流して、いやこれは違うなって。CDを板から下ろした。
暗い夜ボロくて雨音が響くビル。
そんな夜更けに聴くこんな音楽は最悪だ。
共感に耳を任せて響かせた音楽は、暗く染まった気持ちをただただ純に染め直すだけでしかない。
何を流そうか。明るい音楽、、、。それもどこか違う。ネガティブな自分には劇薬でしかない。
じゃあクラシック、いやそれは違うだろう。
結局、結局。夜は静かに打つ雨音ともに通り過ぎていった。
誰かが言っていた。
あなたの音楽に救われました。
あなたの音楽があったから
最近のJPOPは、病みソンだなんだと言って1→0を歌う。何も手にしていないと感傷的に。
では−まで、、、0なんかじゃ安定せず落ち続けるわたしは何がすくい上げてくれるのだろうか。
結局辛いときに聴ける音楽なんてない。
所詮音楽は無力だ。そこらに転がる歌の歌詞に正解もましてや歩き方なんてない。
音楽なんてこれっぽっちも役に立ちやしないんだよ。
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