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111年とひと月。
111年とひと月。
あなたにとって、この時間は長いでしょうか。
それとも、短いでしょうか。
1912年4月。
絶対に沈まないと言われていた豪華客船が沈む事件が起こりました。
かの有名なタイタニック号沈没事故です。
1997年にはジェームズ・キャメロン監督によって映画化もされたので有名ですよね。
リマスター版が気になっていて、少し前に映画『タイタニック』を観たのですが……やはりちょっと苦手でした。
リアルすぎて。
映像とかストーリー構成が、とかじゃなくて、観たときの感情がしんどいんです。昔から。
私にとって、『タイタニック』は、船体が折れて沈んでいくところで終わります。
離れたところから、救命ボートに乗ったまま眺めている感覚で。
美しすぎる星空を背景に、信じられない(信じたくない)ことが目の前で起こってて、胸が締め付けられて、軽く過換気気味になります。
その後の、ローズとジャックの物語なんて全然入ってこなくて。何度観ても、そんな展開だったっけって不思議なくらい覚えていません。
もしも、私が前世でタイタニック号に乗っていたとしたら、生き残ってしまった側の人間だろうなって思わずにはいられないです。
きっと、そこで生き別れた大切な人がいた気がします。
産まれてから今日まで、生きていること自体にどこか罪悪感があったし。
人為的なミスで多くの命が奪われる事故や事件や戦争の類が、無性に許せないし。
心惹かれる芸術作品は、1900年前後の作品が多いし。
ありがたいことにお金に困らない家庭で育ちましたが、お金や物では充たされないものがあると目の当たりにしてきたし。
いまだ水面下に存在する階級社会や蔓延る偏見なんて糞食らえって思っちゃうし。
航海士だった祖父を老衰で亡くしたときには、海上でなくて自宅で最期を迎えたことにほっとしましたし。
ま、どれも偶然といえば偶然レベルの話ですが笑
幼い頃は怖くて泳げなかったくせに、今となっては、海辺を散歩してパワーチャージしていたりします。
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111年とひと月。
私たちの生活は、テクノロジーの進化等によってだいぶ様変わりしました。
それでも、変わらないことだって、きっとあるはずで。
それは、人としてすごく普遍的な部分だと思います。
そういうところを大切にしながら、日々生きていきたいなと思う今日この頃でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございます🍁
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![甘川楓(あまかわかえで)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43260829/profile_7df8d815a216ab256d6854c728a74c3a.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)