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seriaにバフをかけられた不器用は無双したい〜下〜
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手持ちのシャツと合わせた
※これまでの作業は「seriaにバフをかけられた不器用は無双したい」とタイトルのつく記事を参照。
シャツ、スカートを装備し残るはベストのみ。なのだが、ベストを作ったことが一度もないのである。型紙の想像が全くつかないので作ったことのあるTシャツもどきの型から袖を落とし前後を逆にした形で強行することにした。
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簡単に作りたいので端処理不要のフェルトを使用することに。型紙どおりにフェルトを切って、被せて、脇のところだけを留める様に縫うと……
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前開きのポンチョの完成である!ベストではないがこれで良い。着太りしてはいるが不器用が作ったにしては上出来ではないだろうか。しかし見た目は芋っぽいので、襟があれば多少は変わって来るのかも知れない。そうだ襟を作ってみよう!
ところで襟ってどう作るの?
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丸襟の見た目をイメージしてドーナツ型に型を落としてみた。これが正解なのかはわからないがとにかくフェルトを切り出してみる。それをベスt、ポンチョにまち針でとめてみると……
まあ良いんじゃないだろうか。襟っぽさはあると思うので続行、これを縫ってポンチョと一体化させていく。チクチクと返縫い、何度もフェルトから針を出す時に指を突きそうになったが幸いなことに怪我はなく……
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完成!が、襟が大きかったせいか着せてみると園児感が漂う……。でも、ないよりはマシか。
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このままでも良いが装飾をしても良い気がしてきた。襟に飾りパーツをつけようか悩みどころである。あと、パステルでチークをはたくかどうかも。パステルの粉を綿棒に取り、ぽんぽんとのせてやるとそれだけでドールは可愛らしさが増すのだ。
結局、襟に装飾をつけることにした。何かないかとビーズやボタンなどの小さなパーツをしまい込んだケースを探してみると……おっ、良いのが。ダイソーのリボンパーツに同じくダイソーの星型スタッズを接着したものが出で来た。記憶がおぼろげだが、以前何かを制作した時に使おうと思って結局使わずに終わったものだろう。あの時の私、でかした!
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スタッズが付いただけで凝ってる様に見えて来る不思議。seriaのドールスタンドが見つかったのでセットしてみた。サイズ感はぴったりでしっかりハマるが、一つ欲を言うなら腰を支えるパーツはクリアな方が良い。写真を撮った時に今の状態ではパーツがかなり目立ってしまっているのだ。にしてもこれが110円で購入出来るのは嬉しい。他にもseriaではプラモやフィギュアに適したスタンドや、バービーなどの背が高いドールに対応する(バービーのモデルにもよるかも知れない)スタンドもあり、飾るものに合わせてスタンドを選ぶことが出来るのも助かる。
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プラモ・フィギュアに向いたスタンド
スタンドの話に逸れたがドールはこれにて、完成!!(眼鏡は保留)
そして「seriaバフ」完結である。いかがだっただろうか、不器用な私でも何とか形になった。凄いぞseria、凄いぞダイソー、凄いぞ100均!
はじめてのカスタムドールにseriaのドル活シリーズはもってこいである。興味のある方、最寄りのseriaに立ち寄った際はぜひ手にとって欲しい。今回は髪の毛パーツを樹脂粘土で作ったが、エクステや部分ウィッグ(100均で購入できる)を使ったドールウィッグのメイキング動画もYouTube内にてたくさん公開されている。もっと手軽な材料ならアクリル毛糸を使うものも。繊維系の髪の毛が好みの場合はそれらを見ながらウィッグを作ってみるのも楽しいだろう。
次に作るならサイズをひとつ大きくしようと思う。7cmボディの服づくりは小さ過ぎた……。数箇所しか縫っていないにもかかわらず大変なストレスだった。不器用な上にやりたがらない作業が多い、そんなのでよくカスタムしようと思ったな、身の程を知れと言われそうだが仕方がないのである。何故ならオタクは理想が高い生き物なのだから。
りあくえ水曜担当
ミラクルファンタジスタKeroco