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りあくえ番外編:冒険譚(下)〜得た物〜
これは某県への旅の記録である。
忍びの任務中に腰を負傷した私は次なるエリアを目指す(腰を負傷した件については前回の投稿を参照)
くれよんしんちゃんエリア!
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くれよんしんちゃんエリアのアトラクションは幼児から大体小学生まで?楽しく遊べるアトラクションがメインの様だったが、あのふたば幼稚園を訪れたいという希望がパーティーからあがったのでチケットを購入することに。
チケット売り場から少し進むとしんちゃんだらけの土産売り場と……
アスレチック!!
アスレチックアレルギーを軽く引き起こしそうになりつつ園までの道を行くと、目に飛び込んで来たのは……
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幼少期は「卑怯なやつ!」と言ってゲラゲラと笑っていたが今なら分かる。強い者を見極め、誰につくべきかを瞬時に判断することもまた大事なことだ。弱い者いじめに加担しろと言うのではないけれど、こういう思考が大事になって来る場面もある。それが理解出来たからこそ私はぶりぶりざえもんのこのフレーズを昔と同じ様には笑えなくなってしまったのだろう。
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ふたば幼稚園到着。
組ちy……園長の像にテンションが上がる一同。幼稚園バスの顔出しパネルやガンダムロボのエアードーム等もあり小さな子ども達の声が響いていた。
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幼稚園の隣にはホラーハウス、といっても「しんちゃんが嫌いなもの」を集めたホラーハウスとのことでお化け屋敷の類が苦手な私でも楽しむことが出来た。
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しんちゃんの嫌いなピーマン・なすびの部屋や呪いの人形?などなど、多少ドッキリする部分もあったが子どもが怖がらずに楽しめるレベル。
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ホラーハウスを出るとすかさずスタッフから「そちらにも展示があるのでどうぞ〜」と声をかけられた。
示された方へ進むと……
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こんなの嗅ぐよね。
ということでパーティから代表がそっとスライドドアを上げたが一番に「おえっ!!」と声をあげたのは私だった。
スライドドアがほんの少し上がった瞬間、何のとは説明しがたい臭気が鼻腔を刺した。続けてどんどん悲鳴をあげていくメンバー。
人間の体臭の可能性を嗅いだ気がする。
ヒロシの靴下といえばくれよんしんちゃんのとくに映画作品においてはマストアイテムだ。しんちゃん達のピンチをこの靴下が救ったこともある。
そらこんな臭かったら
武器になるわな。
嗅覚が人よりも少しだけ敏感な私はホラーハウスを出てから暫くしても鼻の違和感を訴えることになってしまった。
腰の次は鼻にダメージ!
くれよんしんちゃんエリアで作品の世界にどっぷり浸かった後は最後のエリア、ドラゴンクエストアイランドへ。
エリア内は写真撮影OKなものの、アトラクションのネタバレについては厳重に注意があったため万が一を考えて掲載はこの1枚のみ。
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ゲーム内でのキャラクター達と同じ様にNPCから話を聞きストーリーを進行させていくアトラクション。
身体を動かしてみると、ゲーム中のキャラクター達がいかに面倒なことをしているかが実感できる。あっちへ行き、こっちへ行き、町を出て森へ、そしてまた町へ……。
リアルな世界でちいさなメダル探しが出来たのは楽しかった。民家に土足で上がり込み勝手に中を物色するというRPGのお約束ムーブ……。ツボを持ち上げ様としたところ固定されていてびくともしない。おかしい。こういう絵に描いた様なツボは持ち上げて割ると中からアイテムが出て来るのだが……と、不満そうにしていたらパーティメンバーより
「ゼ◯ダはやめときましょう」
冷静に言われてしまった。
ちなみにこのアトラクションの最初に自分のキャラクター(アバター)を作成することが出来る。その際に職も選べるのだが何と我々のパーティは4人中2人が遊び人。半分が遊び人って偏りでしかない。
ん?
私の職は何かだって?
そりゃあ……
もちろん……
決まってんじゃん!!
遊び人だよ!!
魔物とのバトル中、盗賊や戦士が格好良い名前の技を繰り広げる中遊び人達はきままに石を投げたり悪口を言いまくったりしていた。
そんなバランスが非常に悪いパーティでもゲームオーバーにはならず絶対に全クリ出来る様になっているのはチケット代という課金システムのおかげである。今のゲームはみんな課金!課金なくしては遊べない。
クエスト自体はサブクエを付けなかったので1時間半くらいで終了したものの、ラストの魔王城に長蛇の列が出来ていたためそこで待たされることに……。勇者パーティに魔王が丁寧な対応をしているのか非常に回転が悪かった。
クエストを終えた時が既に夕方だったので魔王待ちしていると辺りはすっかり暗く……そして冷たい。風があったのもあり体感はヒャダイン。(※ヒャダインはドラクエ内の氷系魔法)
ドラクエを一番最初にやっときゃよかった。
クリアに要した時間は約3時間(待ち時間込み)
クエストのストーリーやエンディングについて、どこに何があるとは一切書けないがアトラクションはとても楽しかった。ドラクエのゲームを知らなくてもクリアは出来るし、課金の額を上げるとより強い装備品(豪華な景品)がもらえるのでファンもにっこにこである。
アトラクションのエンディング後、ルイーダの酒場(フードコート兼土産売り場)で記念にアクスタ2つを購入し宿で開封することに。価格が円表記ではなくドラクエ通貨G(ゴールド)表記、店員さんも「◯◯Gです!」と言ってくれたのは嬉しかった。支払いはカードにも対応している。重たい金貨袋を主人公が持って歩く必要はもうない。
さて、ランダム封入なので目当てが出るかどうか……。全部で5種?6種?ぐらいだったか、その内2種が目当てでどちらかひとつだけでも出て来てくれたら……
と、いざ開封の儀を行ったところ……
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私、幸せ過ぎて怖いの……。
こういうセリフがよく分かる結果に。
嬉しいけど、えっ怖……。バラバラにカゴ盛りされた中から自由に選んだのに、サーチ※は禁止なのに(サーチはダメ、ゼッタイ)
※サーチ……パッケージの上から執拗に触わる等、中身を特定しようとする行動のこと
腹に牛を引き連れ、腰やら鼻やらもう全身バキバキで傷付つきながらも諦めなかった私をドラクエ界の神は見ていたのかも知れない。
世界を救った勇者には褒美を(遊び人だけど)
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翌日は帰るだけ……のつもりだったが大きな寄り道をすることに!!
次回、冒険譚(おまけ)よろしくゥー!!
りあくえ水曜担当 だった
ミラクルファンタジスタKeroco